山本由伸はなぜ侍ジャパンのエース候補なのか?
ドジャースの山本由伸投手は、2025年のメジャーリーグで圧巻のパフォーマンスを見せ、ワールドシリーズではMVPを獲得しました。
今季は30試合に登板し、12勝8敗、防御率2.49、奪三振201。
チームの先発ローテーションを最後まで支え、173回2/3を投げ抜きました。
救援陣の乱調で白星を逃した試合も多く、実際にはもっと勝ち星を重ねていてもおかしくない内容でした。
ポストシーズンではさらにギアを上げ、ナ・リーグ優勝決定シリーズでは完投勝利、ワールドシリーズ第2戦でも完投勝利を挙げました。
第6戦では6回1失点で勝利投手となり、最終第7戦では救援登板。
サヨナラの危機を乗り切り、延長11回まで34球無失点の伝説的な投球でチームを2年連続世界一に導きました。
ドジャースがWBC出場に慎重な理由とは?

山本のワールドシリーズでの快投は
「アドレナリンに支えられた限界突破」
と評され、専門家もその疲労度を懸念しています。
メジャー初のフルシーズン登板、さらにポストシーズンでの連投によって、肩や肘に相当な負担がかかっているとみられます。
WBCは3月開催のため、出場するには早期に調整を始める必要があります。
メジャー球団にとって、寒冷期に投手を仕上げるのは故障リスクが高く、球団側は極めて慎重です。
ドジャースはすでにベテランのカーショーが引退、スネルやグラスノーも故障歴を抱えており、計算できる先発は山本を含め数人。
チームの柱である山本が開幕前に故障すれば、大きな痛手となります。
このため、球団が山本のWBC出場に「待った」をかける可能性が高まっていると現地通信員は指摘しています。
山本由伸本人の思いと侍ジャパンの対応は?
山本自身は
「侍ジャパンで戦いたい」
という意欲を持っているとされますが、体の状態や球団の意向を踏まえた判断が必要です。
日本代表としては、2023年大会に続く連覇を狙う中で、山本がエースとして加われば戦力的には大きなプラスです。
しかし、ダルビッシュ有が右肘手術で来季全休となり、ヌートバーも両かかとを手術しているなど、主力の離脱が相次いでいます。
山本まで無理をすれば、チーム全体のリスクにもつながるため、侍ジャパン首脳陣も慎重な構えを見せています。
大谷翔平は野手としての出場が有力ですが、投手としての登板は回避される見込み。
山本も同様に、出場しても投球回数を制限するなど、調整重視の起用が想定されます。
山本の将来とWBCのバランスはどうなる?
山本は178センチとメジャーでは小柄ながら、圧倒的な球威と制球力で強打者をねじ伏せてきました。
日本代表のマウンドで再び雄姿を見たいファンは多いですが、メジャーで長く活躍するためには無理をしない判断も重要です。
ドジャースとしては、山本を2026年以降も万全な状態で投げさせたいと考えており、国際大会よりも球団シーズンを優先する方針を貫く可能性があります。
球団・本人・侍ジャパンの三者がどのような決断を下すか、注目が集まります。
山本由伸WBC出場にドジャースが待ったをかける可能性まとめ
山本由伸は、侍ジャパンのエースとして期待される存在ですが、今季のフル稼働とポストシーズンでの連投により、体の負担は極めて大きい状況です。
ドジャースは主力投手の故障リスクを避けたい意向を示しており、WBC出場には慎重姿勢を見せています。
ファンとしては日本代表での勇姿を見たいところですが、長期的なキャリアを見据えた“勇気ある休養”も選択肢の一つです。
球団と本人、侍ジャパンの協議結果が待たれます。
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よくある質問(Q&A)
Q1:山本由伸はWBCを辞退する可能性がある?
A1:現時点では未定ですが、球団の判断次第では辞退の可能性もあります。疲労や故障リスクを考慮して慎重に判断される見通しです。
Q2:侍ジャパンは山本なしで勝てるの?
A2:他にも佐々木朗希や今永昇太など実力派投手が控えており、戦力は十分です。ただし、山本の存在は精神的支柱としても大きな意味を持ちます。
Q3:ドジャースはWBC出場を制限できるの?
A3:契約上、球団には選手の健康管理権限があります。大会出場を義務付ける権利は日本側にありません。
Q4:もし出場した場合、どのような登板が想定される?
A4:制限付きでの短期登板が予想されます。調整登板に近い形での起用になる可能性があります。

