米大リーグ・ドジャースの佐々木朗希投手(23)が、けがの影響で約138日ぶりにメジャー登板を果たし、救援(リリーフ)として見事な復活を飾りました。
今回は初のリリーフ起用ながら、最速160.6キロを記録し三者凡退に抑えるなど、強烈な印象を残しました。
本記事では、この注目の復帰劇を詳しく振り返りつつ、今後の展望を探ります。
138日ぶりのマウンド復帰はなぜ遅れた?

シーズン序盤、佐々木投手は右肩のインピンジメント症候群を発症し、長期離脱を余儀なくされました。
5月10日の登板後、負傷者リスト入りし、MLBの舞台から離れていました。
その後、リハビリと復帰への調整を重ね、マイナーリーグで段階的に実践登板を重ねながら状態を上げてきました。
最終的には中継ぎでの起用という形での復帰となりました。
ドジャースは、カービー・イェイツ投手が右足のハムストリングスの故障でIL入りしたことにより、ロースター枠を空ける必要が生まれ、そこに佐々木投手を登録しました。
リリーフ起用初登板で最速160.6キロ!内容は?
復帰後、佐々木朗希投手はまずマイナーで数度の救援登板を重ね、球速と安定感を取り戻してきました。
とくに3A戦では無失点投球を見せ、球速も回復していました。
そして迎えたメジャー復帰戦。
ドジャース対ダイヤモンドバックス戦で、7回から2番手リリーフとして登板しました。
ここでは以下のような好投を見せています:
- 先頭打者には初球 99.1マイル(約159.4キロ)の速球でストライクを取り、スプリットで内野ゴロ。
- 続く打者には2-2から低め内角速球で見逃し三振。
- 最後の打者には最速 99.8マイル(約160.6キロ)の直球を投じて空振り三振。
- 結果、無安打無失点・三者凡退・2奪三振で力強く復帰を飾りました。
この速球は、日本人投手としても非常に速い球速であり、復帰直後から最高球速を記録していることも強調されるべきポイントです。
なぜリリーフ起用?将来への期待と課題は?
先発から救援への変化
佐々木投手は今シーズン、MLBで先発ローテーションの一角を担っていました。
8試合に登板し、1勝1敗、防御率4.72の成績を残していましたが、5月以降の離脱で先発復帰のプランが崩れました。
復帰時期やローテーション枠、チーム戦略を考慮すると、ドジャース首脳陣は彼を救援に回す選択をしました。
これは、残り試合数やポストシーズンを見据えた柔軟な運用と見られています。
長所とポテンシャル
リリーフ起用には以下のような利点と可能性があります:
- 短いイニングへの集中投球:球威、球速を最大限に発揮しやすい。
- ポストシーズンへの出番:場面を選ぶ起用で勝負所に投入できる可能性。
- 制球と球持ちの改善:球数管理の余裕があるため、制球改善や球持ちを磨く余地がある。
一方で課題もあります:
- 救援経験が少ないため、継戦能力やスタミナが未知数。
- 登板間隔や調整方法の変化への適応が必要。
- メンタル面での役割変更への対応力も求められる。
チーム事情や選手自身の適応力次第で、救援としての存在感を示せるかがポイントになるでしょう。
佐々木朗希138日ぶりメジャー復帰まとめ
佐々木朗希投手は、約138日ぶりのメジャー復帰をリリーフ起用で迎え、最速160.6キロを記録しながら三者凡退と圧巻の内容を見せました。
先発から救援への転換は注目されるポイントですが、ポストシーズンでの起用可能性も十分に残されています。
今後、制球・継戦能力などを磨きつつ、ドジャースのブルペン戦略の一角として大きく羽ばたくことが期待されます。
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よくある質問/Q&A
Q1:なぜ佐々木投手は先発ではなくリリーフで復帰したのですか?
A1:ローテーション枠や調整期間、チームのブルペン事情などを考慮し、救援起用が最適と判断されたためです。
Q2:160.6キロの速球はどれくらいすごい数値ですか?
A2:日本人投手としても極めて高い数値で、メジャーでも高水準の速球です。
Q3:この先、先発に戻る可能性はありますか?
A3:可能性はありますが、救援としての適性を高めつつ起用される可能性が高いと見られています。
Q4:今後の課題は何ですか?
A4:継戦力・登板間隔の調整・役割適応などが挙げられます。まずはリリーフとして安定した投球を示すことが重要です。
Q5:ポストシーズンでの出番は期待できますか?
A5:はい。救援投手として適切に起用されれば、勝負どころでの登板も十分視野に入るでしょう。