ドジャースの若き右腕・佐々木朗希投手(23)が、中継ぎとしての登板で圧巻の投球を見せ、指揮官から「ファンタスティックだった」と高い評価を受けた。
最多60本塁打打者・カル・ローリー捕手をわずか3球で三振に抑えた一幕もあり、今季中の最後の起用となる可能性や、ポストシーズン登録メンバー入りの行方にも注目が集まる。本記事ではその背景と今後を整理する。
ロバーツ監督はなぜ「ファンタスティック」と表現したのか?
この日、ドジャースは3点リードの7回裏から佐々木を5番手でマウンドへ投入。
最速約161キロ(100.1マイル)の直球でアロザレーナ選手に左翼フェンス直撃の二塁打を許したが、その後の対応力を見せた。
特に、今季60本塁打のローリー捕手に対しては落差のあるスプリットで三球三振に斬って取り、12球で1イニングを無失点に封じた。
ロバーツ監督は
と語り、一流の投球を冷静に振り返った。
このように、速球・変化球ともに武器をしっかり生かしながら、状況に応じて対応できたところが “ファンタスティック” という賛辞につながったと受け止められる。
なぜ中1日で2試合連続登板? そして今季最後の登板に?
実は、先の24日(同25日)にも中継ぎ登板しており、約中1日での連投となる。
しかし、2度とも好救援を見せたことで、指揮官としても選択肢を悩ませたとみられる。
ロバーツ監督は、この2試合での活躍を受けて
と明言し、今季の通常起用はこれで終わりとした。
ただし、来週の登板については明言を避け、
と述べ、ポストシーズンの登録をにおわせる発言も残している。
こうした発言から、チームは彼の起用法について慎重に検討しており、先発再転向か中継ぎ専任か、あるいは流動的な使い方か、選択肢は複数残されていると考えられる。
リリーフ起用のメリットと課題は? 今後の起用を占う視点

- メリット
・一イニング集中型で持ち味を最大限に発揮しやすい
・休養日や調整日を柔軟に設けやすい
・ポストシーズンでのブルペン補強役としても期待できる - 課題
・中継ぎとしての連続起用に対応できる体力・リズム適応
・先発投手としての長いイニング性能の維持
・本人の心理的適応と意思の尊重
ドジャースは投手陣の故障やパフォーマンス低迷の中で、従来の投手役割を超えた柔軟な起用が求められている。
こうした状況で、佐々木の“リリーフでのポテンシャル”がより強く浮上してきたと言えるだろう。
ロバーツ監督佐々木朗希ファンタスティックまとめ
佐々木朗希は、今回の中継ぎ起用で改めてそのポテンシャルを示した。
ロバーツ監督が「ファンタスティック」と称えたその投球は、見た目以上に意味深く、チームとしても今後の起用法について慎重に議論する材料となった。
残り試合とポストシーズンでの彼の扱いが、ドジャース投手陣の命運を左右する可能性は十分にある。
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よくある質問 / Q&A
Q. 今回のリリーフ登板は確実に最後の登板になるのか?
A. 指揮官は残り2試合で起用しないと述べたが、来週以降の登板に関しては「難しい決断になる」とも語っており、可能性は排除されていない。
Q. 佐々木は今後先発に戻るのか?
A. 監督は「両方あり得る」と発言しており、先発再起用も含めて選択肢が残されている。
Q. 中継ぎで成功すればポストシーズンで期待できるか?
A. はい。特に短いイニングで力を発揮できる投手は、ポストシーズンで重用されやすい位置付けとなる。
Q. 今回の投球でなにが特に目立った?
A. 最速161キロ級の直球に加え、落差のあるスプリットで三振を奪うなど球種の精度と冷静な対応力が光った点。
Q. この起用はドジャースにとってリスクがあるか?
A. もちろんある。一方で現状の救援陣の脆さを踏まえると、大きな賭けとしては十分検討に値する選択と言える。