大谷翔平が33試合ぶりにスタメン外れた理由とは?
ドジャースはこの日、右腕・大谷翔平を完全休養とする判断を下しました。
これは、8月21日のロッキーズ戦以来、33試合ぶりのスタメン外れという異例の措置です。
ロバーツ監督は
と説明し、代打起用も行わない完全休養であることを強調しました。
翌日の復帰が予定されており、打順外れる影響を最小化する意図が見えます。
ドジャース、逆転で4連勝達成!勝利のカギは継投と下位打線の繋ぎ
試合は序盤、ドジャースがラッシングの2ランで先制するも、移籍後初先発のヒーニーが2回に3失点して逆転を許してしまいました。
しかし中盤以降、七回にヘルナンデスの内野安打や暴投などで同点に追いつき、九回にはムニョスを攻めて連続四球で1死二・三塁の好機。
キケ・ヘルナンデスが左翼線に勝ち越し2点打を放ち、鮮やかな逆転劇を演じました。
この逆転勝利でドジャースは見事4連勝。
消化試合ながら、ポストシーズンに向けた状態作りが成功しつつあります。
トライネンの復活劇? 3者連続空振り三振で圧巻の内容
この日の継投には特に注目が集まりました。
先発のグラスノーは3回まで投げ、以降は5投手でつなぐ布陣を敷りました。
とりわけ注目されたのが、直近9登板で1勝5敗、防御率13.50と不振にあえいでいたブレーク・トライネンです。
七回の同点場面で登板した彼は、打者ローリーなど強打者を相手に3者連続空振り三振の快投を見せました。
さらに、八回に続投したベシアも3者連続三振を記録。
ブルペン陣に復調の兆しが見え始めています。
なぜドジャースは大谷を休ませ、ブルペンに投げさせたのか?

この戦略には、複数の狙いがあると考えられます:
- 大谷の体力維持・調整
長丁場での疲労蓄積やシーズン終盤の出場過多を危惧し、意図的に“完全休養”を与えたと捉えられます。 - ポストシーズンを見据えた投手起用の試運転
先発〜継投の流れを意図的に構成し、ブルペン投手の状態をチェックする機会にあてたようです。 - チームの底力・層の厚さを示す
主力を休ませながらも逆転勝利できる力を、残り試合で見せつけたいという思惑も感じられます。
ドジャース逆転4連勝まとめ
この日は、大谷翔平の33試合ぶりの休養を通じて、ドジャースが次への布石を打った試合といえます。
打線の底力、継投の質、そしてトライネンの劇的な復活が相まって、逆転での4連勝を飾りました。
ポストシーズンを見据えるうえで、今後の動きにも大いに注目です。
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よくある質問/Q&A
Q. 大谷翔平は次の試合で復帰するの?
A. ロバーツ監督は「明日はラインアップに戻る予定」と述べており、完全休養はこの1試合に限定された可能性が高いです。
Q. トライネンの調子は本当に戻ったと言える?
A. この試合で3者連続空振り三振という結果を残した点は明るい材料ですが、一度の登板だけでは確定できず、継続登板での安定性が焦点となります。
Q. この休養起用は珍しいケース?
A. シーズン終盤やポストシーズンを控えた時期において、主力選手の調整のために完全休養を与えるケースは見られます。ただし、33試合ぶりという長期連続出場の中断はやや異例です。
Q. ブルペン全体の復調は期待できる?
A. この試合でトライネン・ベシアと複数投手が好投した点は良い兆しですが、まだ一過性かどうかを見定める段階です。今後の継続性に注目です。
Q. 本塁打王争いへの影響は?
A. この日の休養を踏まえても、ロバーツ監督は「彼はMVPを取る」と断言。大谷自身もタイトル争いを強く意識していない様子とみられており、大きなマイナスとはならない見方もあります。