米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でフィリーズとの地区シリーズ第1戦を5‑3で制し、好スタートを切りました。
試合翌日の休養日、なんと デーブ・ロバーツ監督 がグラブを握って守備練習に参加。
だがそこに、主将格のフレディ・フリーマンらから「もう何も言えないぞ」とのヤジが飛び、意外な一幕が展開されました。
本稿では、この“ちょっと笑える”舞台裏をお届けします。
なぜ監督が守備練習?休養日に“遊撃ノック”に挑んだ理由
地区シリーズ第1戦翌日の休養日(米国時間5日、日本時間6日)、ドジャースはフィリーズ戦のない日にもかかわらず、シチズンズ・バンク・パークで自主練習を実施。
その中で驚きを呼んだのが、ロバーツ監督自身が遊撃の定位置あたりでノックを受ける姿でした。
普段は指揮を執る立場の監督が
「グラウンドに立つ」
その姿に、選手・ファンともに注目が集まりました。
監督は、笑顔を交えながら
「怖くて腰を落とせないんだ。もう一球!」
とリクエスト。
腕や体の動きを気にしながら慎重にゴロ処理を試みていました。
フリーマンのヤジ炸裂!「次に僕らがミスしても…」
練習が進む中、背後にいたムーキー・ベッツら選手がくすくす笑う中、フリーマンから思わぬ言葉が飛びます。
「次に僕らがゴロをミスしても、あなたはもう何も言えないぞ」――まさかの“反撃”に場内は爆笑ムード。
いじられたロバーツ監督は、
「顔に(ボールを)ぶつけたくないんだよ」
と苦笑いで応戦。
その後、無事にゴロを処理した監督に対して、選手からは
「よっつ! よっつ!」
と本塁送球を促す声も上がるも、
「投げられないよ」「腕の動きを見てくれよ」
と軽口を交えて応じるなど、終始なごやかな空気が漂いました。
ドジャース公式TikTokは、この様子を
「ドック(ロバーツ監督)はまだイケる」
と紹介。
動画の最後には、監督が大笑いしながらカメラへ歩み寄る姿も映し出され、選手・指揮官の親和性の高さを印象づけました。
このエピソードが示す“チームの空気感”とは?

この一幕から見えるのは、ドジャース内部の
「リラックスした親密さ」
です。
指揮官をいじれるほどの距離感、選手と監督が笑いながらやりとりできる雰囲気は、強さだけでなく“チーム一体感”の表れとも言えます。
また、ロバーツ監督があえて守備練習に参加する姿勢は、自らプレーヤー目線に立ち、選手たちと同じ土俵でコミュニケーションを図ろうとする“現場型マネジメント”の一端とも捉えられます。
選手の信頼を得ながら指導できる監督の存在は、長期的なチーム強化にも好影響を与えるはずです。
ロバーツ監督休養日守備練習まとめ
ロバーツ監督が休養日に守備ノックを受け、フリーマンから軽口を飛ばされるという一幕は、一見すると笑い話ですが、実は強いチームに不可欠な“関係性”を色濃く映した出来事でもあります。
選手と監督が自然体で接し、互いにリスペクトと親近感を持てる環境──それが、目指すべき強い組織の土台かもしれません。
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よくある質問/Q&A
Q1:ロバーツ監督は普段、選手とこんなに近い関係なのですか?
A1:はい。ロバーツ監督は選手との信頼関係を重視するスタイルで知られており、こうした“笑いのある交流”は過去にも見られています。
Q2:この練習は戦術的意味がありますか?
A2:直接戦術への影響は限定的でしょう。ただ、選手との距離を縮める、チームムードを高めるという意味では十分な価値があります。
Q3:ヤジを飛ばしたフリーマンはチームでどんな存在ですか?
A3:フリーマンはチームの中心的存在であり、リーダーシップも発揮する選手です。こうして監督をいじる余裕を見せられる関係性そのものが、信頼の証とも言えます。
Q4:このような和気あいあいとした空気は、他球団では見られないのですか?
A4:どのチームにも“厳しさ”と“親和性”のバランスがありますが、これほど自然に監督‐選手の距離感を見せられるチームは、確かに印象的です。