史上初の快挙はどう生まれたのか?

ロサンゼルス・ドジャースが2025年ポストシーズンで球団史に残る快挙を達成しました。
ワイルドカードシリーズ初戦から地区シリーズ第2戦まで、4試合連続で先発投手が「9奪三振以上」を記録するという驚異の投手リレーを披露したのです。
これは、長い球団史の中でも初めての出来事です。
先陣を切ったのはブレイク・スネル投手。
ワイルドカード初戦で7回9奪三振の快投を見せ、チームを勢いづけました。
続く第2戦では山本由伸投手が6回2/3を投げ9奪三振。地区シリーズに入ると、大谷翔平投手が第1戦で6回9奪三振と圧巻の投球を披露。
そして第2戦、再びスネルがマウンドに上がり、6回1安打無失点・9奪三振と見事なピッチングを見せました。
この4試合を通じ、ドジャース先発陣は圧倒的な三振ショーで相手打線を沈黙させています。
なぜ「9×4」の記録が特別なのか?
ポストシーズンの舞台で4試合連続9奪三振以上というのは、短期決戦ならではの緊張感と高いレベルの投球が求められる中で生まれる極めて稀な記録です。
特に1人のエースが連投するのではなく、複数のスター投手が“リレー形式”で同等の支配力を発揮したことが、この記録をさらに特別なものにしています。
大谷翔平、山本由伸、ブレイク・スネルといった3人はいずれも今季のドジャースを象徴する存在。
MLBを代表する投手たちが揃い踏みした形で、相手打線を封じ込めました。
まさに
がそのまま歴史的記録につながった瞬間です。
山本由伸・大谷翔平・スネル、それぞれの投球内容は?
山本由伸:MLB2年目にして圧巻の奪三振ショー
第2戦で先発した山本由伸は、6回2/3を投げ9奪三振。特にスプリットとカーブのコンビネーションが冴え渡り、フィリーズ打線を翻弄しました。
ポストシーズン初の敵地登板にもかかわらず、冷静なマウンドさばきで勝負強さを発揮しました。
大谷翔平:二刀流でポストシーズン初勝利
第1戦に先発した大谷翔平は、6回9奪三振3失点で勝利投手に。自己ポストシーズン初マウンドで堂々たるピッチングを披露し、打者としてもチームを牽引。
登板翌日にタイムリー安打も放ち、まさに“二刀流”の存在感を見せつけました。
ブレイク・スネル:2試合連続で先陣とトドメ
ワイルドカード初戦と地区シリーズ第2戦で先発したスネルは、どちらの試合も9奪三振を記録。
特に地区シリーズ第2戦ではフィリーズ打線を1安打無失点に抑え、試合の主導権を完全に掌握しました。
経験豊富な左腕がチームに安定感をもたらしています。
ドジャース投手陣の「投高打低」戦略が光る?
今季のドジャースは打線も強力ですが、それ以上に投手陣の支配力が際立っています。
短期決戦では一発長打で流れが変わることも多い中、奪三振を量産する投手陣は、失点の芽を徹底的に摘み取る戦略として機能しています。
特にポストシーズンでは守備シフトやバント処理などの細かいプレーに加え、三振によって走者を進めないことが重要です。
ドジャースはこの点で、リーグ随一の強みを発揮しています。
ドジャース4戦連続9奪三振まとめ
ドジャースの投手陣がつないだ「4試合連続9奪三振以上」という球団新記録は、スター選手が揃った今季だからこそ成し得た快挙です。
山本由伸、大谷翔平、ブレイク・スネルという3本柱が、それぞれ異なる強みを持ちながらも共通して“奪三振力”でチームを支えていることが、この記録の裏にあります。
この圧倒的な先発リレーは、リーグ優勝決定シリーズ、さらにはワールドシリーズでも大きな武器になるでしょう。
ドジャースの秋は、まだ始まったばかりです。
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よくある質問(Q&A)
Q:この「4戦連続9奪三振以上」はMLB全体でも珍しい記録ですか?
A:非常に珍しく、球団史上初であるだけでなく、他球団でもめったに見られない記録です。
Q:この記録の中心になった投手は誰ですか?
A:スネルが2試合で9奪三振を記録しており、中心的な役割を果たしましたが、大谷と山本の投球も同様に重要でした。
Q:次の登板予定は?
A:第3戦では山本由伸が本拠地で先発予定です。さらなる快投が期待されています。