佐々木朗希はなぜMLB史上初の記録を打ち立てたのか?

ドジャースの佐々木朗希投手が、メジャーリーグの歴史に新たな1ページを刻みました。
現地10月6日(日本時間7日)のフィリーズとの地区シリーズ第2戦で、9回2死一、三塁の一打同点の大ピンチを2球で締め、2試合連続となるセーブをマーク。
このセーブが、1969年にセーブが公式記録となって以来、史上初の珍記録を生み出しました。
米国のデータ企業「オプタスタッツ」は公式Xで
と発表。
このデータは、抑え未経験の新人投手がポストシーズンの大舞台で連続して試合を締めることが、いかに異例であるかを物語っています。
なぜレギュラーシーズン未経験でポストシーズンの抑えに抜擢されたのか?
佐々木朗希は9月途中からマイナーで救援転向を経験し、短期間でセットアッパー・クローザーとしての適性を証明しました。
ドジャースはブルペンの不安定さを解消するため、異例の起用に踏み切りました。
レギュラーシーズンではセーブ機会がないままポストシーズンに突入し、いきなり緊迫した最終回を任されています。
第1戦では2点リードの9回に登板し、1安打無失点で初セーブ。
第2戦では4-1と3点差で迎えた9回にトライネン、ベシアと継投した末に、2死一、三塁で佐々木に白羽の矢が立ちました。
強打者ターナーとの対決では、2球目の内角直球で二ゴロに打ち取り試合終了。
一塁・フリーマンの好守備も重なり、チームの勝利を確実なものとしました。
佐々木朗希の起用はドジャースの戦略転換を象徴している?
この異例の起用は、ドジャースのポストシーズン戦略の転換点ともいえます。
従来は経験豊富なベテランリリーバーを最終回に固定するスタイルでしたが、今季はトライネンが乱調、ベシアも左打者相手限定といった制約がある中で、佐々木が「守護神」として急浮上しました。
最速162km/hを誇る直球と落差抜群のフォークは、短期決戦で相手打線を封じるのに理想的。
ロバーツ監督も
と全幅の信頼を寄せています。
シーズン途中の肩の故障から復活し、ポストシーズンで連日のように結果を残す姿は、チーム内外に大きなインパクトを与えています。
佐々木朗希MLB史上初記録達成キャリア初2セーブまとめ
佐々木朗希が打ち立てた「キャリア初の2セーブがともにポストシーズン」というMLB史上初の記録は、ドジャースのブルペン事情、チーム戦略、そして本人の適応力のすべてが噛み合って生まれた快挙です。
抑え経験ゼロで大舞台に立ち、冷静に結果を残す姿は、まさに新時代のクローザー像を体現しています。
このままポストシーズンを勝ち進めば、「Roktober(ロクトーバー)」の異名が世界中に広がる日も近いでしょう。
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Q&A
Q:佐々木朗希のセーブは何が史上初なのですか?
A:キャリア最初の2つのセーブがレギュラーシーズンではなく、ポストシーズンで記録されたのはMLB史上初です。
Q:なぜ佐々木がクローザーとして起用されたのですか?
A:ブルペンの不安定さと佐々木の圧倒的な球威が理由です。9月から救援転向し、短期間で信頼を勝ち取りました。
Q:この記録は今後破られる可能性はありますか?
A:非常に稀な状況で生まれた記録のため、再現性は低く、長く残る可能性が高いです。
Q:チーム内での評価はどうですか?
A:ロバーツ監督をはじめ、チームメイトや現地メディアからも「新守護神」として絶賛されています。