「英語がわからない」発言は本当?その背景にある意外な真実とは?

ドジャースの佐々木朗希投手が、フィリーズとの地区シリーズで2試合連続セーブを挙げた直後に発した
「英語も分からないので、何を言っているか分からない。気にせずに投げられたかなと思っています」
というコメントが話題を呼んでいます。
敵地フィラデルフィアの熱狂的なブーイングや辛辣なヤジに対しても、まったく動じない様子にファンは
「メンタル強すぎる」「鈍感力すごい」
と驚きを隠しませんでした。
しかし実際には、佐々木はスプリングトレーニング初日から積極的にチームメイトと交流し、英語だけでなく中南米出身選手とのスペイン語の輪にも自ら加わる姿が見られました。
球団関係者も
「話すこと、聞くことはしっかりできている」
と明かしており、
「英語が本当に分からない」
というわけではないのです。
なぜ今、「ヤジは気にならない」と言えるようになったのか?
ロサンゼルス・タイムズの名物記者ディラン・ヘルナンデス氏は、この発言の背景について
「自信が出てきたから」
と明言しています。
「英語が分からないというより、ヤジを気にしないぐらい集中している、自信を持っているということです。ヤジなんて、どうだっていいんです」
と指摘。実際、言葉が分からなくても声のトーンなどで感情は伝わるはずですが、彼はそれすら興味がないほどマウンドに集中しているのです。
さらに
「普通なら『今なんて言ってた?』と周囲に聞くものですが、今の佐々木にはそれすら不要。気にもしない。関心もない。それだけのメンタルと自信を身につけている証拠です」
と分析しています。
米国で身につけた“脱日本的”気質とは?
ヘルナンデス氏は、米国で成功するためには
「周囲に左右されない強い自己信念」
が不可欠だと強調します。
「日本人投手は謙虚な姿勢を大切にする傾向がありますが、米国ではそれだけでは通用しません。バーランダーを見てください。『自分が投げれば誰も打てない』という自信が、マウンド上の姿勢に現れています。今の佐々木にも同じ資質が見えます」
と語っています。
1月の入団会見では右肩の不安もあり、やや自信なさげに見えた佐々木。
しかし現在はリリーフとして
「打てるなら打ってみろ」
という完全試合時のような姿勢を取り戻し、ブルペンからチームを支える重要なピースとなりました。
会見で見せた“ジョーク”と余裕、エースへの階段を上る姿とは?
フィリーズとの第2戦後の会見では、横にいた通訳のウィル・アイアトン氏を軽く“イジる”場面も見られました。
「リリーフで投げると決まった時、これだけ頼りにされるのは予想していたか?」
という質問に対し、
「僕はしてなかったですけど。ウィルさんがずっとしてくれてたので。もう頑張るだけです」
と笑顔で返答。ジョークを交えたやりとりは、緊張感の中にも余裕と自信を感じさせました。
また、8日(日本時間9日)に控える第3戦前の練習ではキャッチボール中にも笑顔が目立ち、心身ともに充実していることがうかがえます。
23歳という若さながら、チームの信頼を背負う姿は頼もしい限りです。
佐々木朗希英語わからない発言の真意まとめ
佐々木朗希投手の「英語わからない」発言は、文字通りの意味ではなく、敵地のヤジやプレッシャーを「意に介さない」という強いメンタルと集中力、自信の表れでした。
米国で求められる“エース気質”を着実に身につけた彼は、チームの勝利に欠かせない存在へと成長しています。
この自信と姿勢が、ドジャースのワールドシリーズ連覇への道を大きく後押しするでしょう。
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Q&A
Q:佐々木朗希は本当に英語が分からないのですか?
A:いいえ。スプリングトレーニング時から積極的に会話をしており、英語・スペイン語ともに対応できるコミュニケーション力を持っています。
Q:なぜヤジが気にならないのでしょうか?
A:圧倒的な集中力と自信を身につけたことで、周囲の雑音をシャットアウトできるメンタル状態にあるからです。
Q:米国で成功するために必要な“気質”とは何ですか?
A:謙虚さだけでなく、自分の力を信じ切る自己信念と、外部要因に左右されない強さが求められます。
Q:今後、佐々木朗希は先発に戻る可能性はありますか?
A:現状はリリーフで安定した結果を残していますが、自信と実力の向上により、将来的な先発復帰の可能性も十分あります。