ロサンゼルス・ドジャースがナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)で、大谷翔平投手をどの試合に先発登板させるのかに注目が集まっています。
第1戦か第2戦か、米メディアの見解が真っ二つに割れており、ローテーションの戦略と二刀流の打撃復調のバランスが大きな鍵を握ります。
なぜ大谷翔平の登板日が注目されるのか?
ドジャースはフィリーズとの地区シリーズを3勝1敗で制し、リーグ優勝決定シリーズ進出を決めました。
本来であれば第5戦で先発予定だった大谷ですが、チームが4戦で決着をつけたため温存される形となりました。
これにより、10月13日(日本時間14日)の第1戦と、14日(同15日)の第2戦のどちらで登板するかが議論の焦点となっています。
シリーズは7戦4勝制で行われ、大谷の登板間隔や打撃への影響が重要な検討材料です。
第1戦先発説が浮上した理由は?ローテーションの「自然な流れ」

ドジャース専門メディア「ドジャーブルー」は
を強く主張しています。
根拠となったのはロバーツ監督のコメントです。
監督は
と、第1戦先発の可能性を示唆しました。
さらに、第1戦登板の場合、大谷は第6戦(中6日)でもう一度先発できるため、シリーズ後半で再び登板する理想的なローテーションが組めます。
実際、ワイルドカードシリーズでは第3戦に備えて調整していた大谷が、第1戦にスライドして好投した前例もあり、今回も
とされています。
なぜ第2戦先発が有力と見る声があるのか?
一方、MLB公式サイトは
を強く推しています。
理由は、二刀流としての打撃コンディションへの配慮です。
今季、大谷は登板翌日に試合がある8試合で打率.147(34打数5安打)と低迷しました。
フィリーズとのディビジョンシリーズでも18打数1安打、打率.055と苦しみ、特に左投手への対応に課題を残しました。
第2戦に登板させれば、その後に休養日を挟めるため、打撃面での回復時間を確保できます。
公式サイトは
とし、第2戦登板を戦略的に位置づけています。
第2戦登板時の想定ローテーションは?
- 第1戦:ブレイク・スネル
- 第2戦:大谷翔平
- 第3戦:山本由伸
- 第4戦:グラスノー
- 第5戦:スネル(中4日)
- 第6戦:大谷翔平(中5日)
- 第7戦:山本由伸(中5日)
中5日登板は今季2回しか経験していないため、第6戦以降の調整がポイントになります。
ロバーツ監督の決断はどうなる?
第1戦登板ならシリーズ後半に再登板できるというローテーション上の利点があります。
一方、第2戦登板は打撃復調を重視し、コンディション全体の最適化を狙う形です。
ロバーツ監督はシーズンを通じて大谷の打撃への負担軽減を意識しており、ワイルドカード開幕投手にも指名しませんでした。
このことから、第2戦登板を選ぶ可能性も十分にあります。
大谷翔平リーグ優勝決定シリーズ登板日いつまとめ
大谷翔平の登板日をめぐる議論は、単なるローテーションの問題ではなく、二刀流としてのパフォーマンス全体を左右する重要な決断です。
第1戦登板ならローテ戦略を優先、第2戦登板なら打撃復調と総合的な戦力維持を優先する形になります。
いずれの選択もチームに大きな影響を与えることは間違いなく、ロバーツ監督の決断が注目されます。
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よくある質問(Q&A)
Q:大谷翔平はリーグ優勝決定シリーズで何回登板する可能性がありますか?
A:第1戦に登板すれば、第6戦で中6日登板が可能となり、2度の先発が期待されます。第2戦の場合も第6戦に中5日での再登板が見込まれます。
Q:打撃のために登板日をずらすことはよくあるのですか?
A:大谷の場合、登板翌日の打撃成績が顕著に落ちる傾向があるため、チームは休養日を挟む登板スケジュールを意識してきました。今季も6試合で登板翌日をオフにしています。
Q:第5戦の先発はどうなりますか?
A:大谷が第1戦登板の場合、第5戦に確定的な先発がいないため、カーショーやシーハンなどのブルペン要員の起用が想定されます。
Q:シリーズの対戦相手は誰になりますか?
A:カブスかブリュワーズのいずれかですが、どちらになっても大谷の登板方針に大きな影響はないと見られています。