なぜ大谷翔平が“満票”で3年連続MVPを獲得できたのか?
2025年、ナショナルリーグMVPにて、大谷翔平が記者30人による投票すべてで1位票を獲得し“満票”で受賞しました。
これにより、過去のMVP受賞(2021年・2023年・2024年)に続き、リーグをまたいで3年連続、通算4度目のMVPとなりました。
通算4度のMVP受賞は、最多7度を誇るバリー・ボンズに次ぎメジャー史上単独2位という偉業でもあります。
さらに、3年連続受賞はボンズ氏の4年連続(2001~2004年)以来、史上2人目の快挙で、所属するロサンゼルス・ドジャースにおいても連続受賞はクラブ史上初となりました。
今シーズン:圧倒的な打撃と投手での二刀流貢献

打撃面
大谷は今季158試合出場で、打率.282、自己最多となる55本塁打、102打点、20盗塁という数字を記録。5月には月間自己最多タイの15本塁打を放ち、7月20日以降には日本選手初となる5試合連続ホームランも記録しました。
投手面(二刀流復帰)
6月17日には投手として復帰し、14試合登板で1勝1敗、防御率2.87、62奪三振という成績をマーク。8月28日には移籍後初勝利を挙げ、23年8月9日以来749日ぶりの白星となりました。
プレイオフ・優勝への貢献
プレーオフでは17試合に出場し投手として4試合登板で2勝1敗。優勝決定シリーズ第4戦では6回0/3、100球で10奪三振の圧巻の投球を披露。打者としても1試合3本塁打の活躍を見せ、ドジャースは7戦までもつれた激戦を制し、球団史上初のワールドシリーズ連覇を達成しました。
なぜこのMVP受賞が特別なのか?
- 30人全員の1位票を獲得した“満票”での受賞。
- 通算4度目のMVP受賞が、メジャー歴代2位の記録。
- 3年連続受賞という記録が、メジャー史上2人目の快挙。
- 打撃・投手の両面でシーズンを通して圧倒的な活躍を継続。
- 所属チームにおいて、クラブ史上初の連続受賞という新たな歴史を樹立。
今後の展望:さらなる記録更新と二刀流の進化
大谷はこの成果によって、ボンズ氏の7度というMVP最多記録にどこまで迫るか、そして二刀流選手として今後どのように進化を遂げるかが注目されます。
打撃面だけでなく、投手としての活躍も継続できるかが大きな鍵となるでしょう。
契約やマーケット価値、ブランド面でもさらなる飛躍が期待されます。
大谷翔平3年連続MVP通算4度目まとめ
大谷翔平選手は、2025年のナ・リーグMVPを満票で獲得し、3年連続・通算4度目のMVPを達成しました。
これはメジャー史上バリー・ボンズに次ぐ単独2位という記録的な偉業であり、ドジャース史上でも初の連続受賞という快挙です。
打撃・投手の両面で圧倒的な成果を残し、二刀流の名にふさわしいシーズンを送りました。
今後のさらなる活躍と記録更新に、大いに期待が高まります。
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よくある質問/Q&A
Q1:満票とは何ですか?
A:MVPの投票で、30人の記者すべてが1位票を投じることを「満票」といいます。大谷選手は今回も全員から1位票を獲得しました。
Q2:3年連続MVPというのはどれほど珍しいですか?
A:メジャーでは4年連続を達成した選手はボンズ氏のみで、大谷選手は3年連続での受賞者として史上2人目という稀有な記録です。
Q3:通算4回のMVP受賞というのはどういう意味ですか?
A:MVPは年間で最も活躍した選手に贈られる賞ですが、大谷選手はこれまでに2021年、2023年(アメリカンリーグ)、そして2024年、2025年(ナショナルリーグ)で受賞し、4回目を記録しました。
Q4:二刀流として投手でも活躍しているのですか?
A:はい。今季は投手として14試合に登板し、1勝1敗、防御率2.87、62奪三振という成績を残しました。打者としての55本塁打と並ぶ“二刀流”としての実績がさらに評価されています。
Q5:所属チーム・ドジャースではどんな記録になりましたか?
A:ロサンゼルス・ドジャースでは、所属選手がMVPを連続で受賞するのは今回が初めてです。クラブ史上に新たな金字塔が打ち立てられました。

