山本由伸の“中0日”登板はどれほど異例だったのか？
ワールドシリーズ第7戦で、山本由伸投手は前日96球を投げたにもかかわらず、中0日で再びマウンドに立ちました。
通常では考えられない起用であり、指揮官ロバーツ監督も
「本来は投入したくなかった」
と語るほどの決断だったと言えます。
しかしその予想を覆すように、山本投手は9回の一死一・二塁の場面を切り抜け、さらに10回、11回も無失点で封じ込めました。
4シームの平均球速は約155.9キロを記録し、疲労を感じさせない圧巻の内容だったのです。
なぜ一流投手スクーバルが絶賛したのか？
2年連続のサイ・ヤング賞を獲得したタリク・スクーバル投手は、山本投手のパフォーマンスについて
「彼だからできた」と語りました。
スクーバル投手は2025年に防御率2.21、241奪三振というトップレベルの成績を残した投手です。その彼でさえ
「自分なら翌日に97マイルは出ない」
と驚きを隠せませんでした。
山本投手は第7戦で登板直後に95マイルのスプリットを投げ込み、球質・キレは前日とまったく変わらなかったと言われています。
この事実こそが、スクーバル投手が
「本当に凄かった」と絶賛する理由です。
どうしてドジャースは山本を起用したのか？
第7戦はシーズンを左右する勝負の一戦であり、チームとして最も信頼できる投手を投入する必要がありました。
第6戦を終えた後も、山本投手は登板の準備をしており、「投げられる」という意思を示していたとされています。
結果として、その決断は成功し、ドジャースは球団史上初のワールドシリーズ連覇を達成しました。
山本投手の存在が勝敗を分けたことは、選手やリーグ関係者の間でも共通認識となっています。
山本由伸の“価値”はどこにあるのか？
・極限状態でも球速・球質を維持する異次元の身体能力
・プレッシャー下で真価を発揮する勝負強さ
・短期決戦でチームを救う存在感
・ライバル投手からも尊敬されるプロフェッショナリズム
これらすべてが合わさり、
「山本がいなければ勝てなかった」
という評価を生み出しました。
まさに球界が認める“価値ある投手”としての立場を確固たるものにしています。
スクーバルが認めた山本由伸まとめ
山本由伸投手の中0日登板は、単なる連投ではなく、“質を落とさない連投”でした。
サイ・ヤング賞投手スクーバルが舌を巻くほどの投球内容を維持し、チームを勝利へ導いたその姿は、多くの投手に衝撃と刺激を与えました。
今回のパフォーマンスは、山本由伸という投手が持つ「価値」を球界全体に示す象徴的な出来事となりました。
※大谷翔平選手やドジャースの最新情報発信！ショウタイムズ【公式】はコチラ
よくある質問（Q＆A）
Q：山本由伸が中0日で投げたのは危険ではなかったのですか？
A：通常はリスクが高い起用ですが、本人の状態、チーム事情、そして投手としての信頼から判断された特例的な起用でした。
Q：スクーバルは具体的にどこを評価したのですか？
A：翌日でも球速が落ちない点、スプリットの威力、ポストシーズンを通した安定性を特に高く評価しました。
Q：この登板は今後の投手起用に影響しますか？
A：即座に一般化する可能性は低いですが、勝負どころでの判断基準として議論される可能性は高まっています。
Q：山本由伸のシリーズ全体の成績は？
A：非常に安定した投球を続け、シリーズMVP級の活躍を記録しています。
