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なぜ山本由伸は「史上最高額の投手」になったのか?ドジャース同僚が語る3億2500万ドル契約の本当の価値

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なぜ山本由伸は3億2500万ドルの“史上最高額投手”契約を勝ち取れたのか?

引用元:X.com

ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手は、MLB史上最高額となる投手契約「12年総額3億2500万ドル」で大きな注目を集めました。

しかし、「MLBで1球も投げていないのに、この契約は高すぎる」といった批判の声も決して少なくなかったのも事実です。

その空気を象徴するように、ドジャースの頼れるチームメート、キケ・ヘルナンデスはこう振り返っています。

「もちろん日本にいた時から名前は知られていたけど、実際どれだけの実力かは深く知られていなかった。だからMLBで1球も投げていないのに3億2500万ドルもの契約をもらったことで、あいつはかなりの批判を受けたんだ。

それでも、2025年ポストシーズンを終えた今、同じキケは胸を張ってこう言い切ります。

「あれだけの契約金を1セントも残らずに受け取るだけの価値がある」

なぜここまで評価が一変したのでしょうか。

その答えは、「圧倒的なポストシーズンの内容」と「結果の裏側にある人間性と準備力」にあります。


ポストシーズンの伝説級パフォーマンスはどれほど凄かったのか?

まず、数字だけを見ても、2025年ポストシーズンの山本由伸は“伝説級”と言っていい内容です。

  • ポストシーズン6試合登板(先発+救援)
  • 投球回37.1イニング
  • 防御率1点台半ば
  • WHIP0点台という驚異的な安定感
  • 5勝を挙げ、1ポストシーズン5勝の歴代記録グループに名を連ねる
  • ワールドシリーズだけで3勝をマークし、MVPに輝く

とくにワールドシリーズでのインパクトは圧倒的です。

  • 第2戦:完投勝利でシリーズの流れをドジャースに引き寄せる
  • 第6戦:再び先発し、6回1失点の好投で第7戦に“王手”をかける
  • 第7戦:前日に96球を投げたにもかかわらず、“中0日”で9回から電撃リリーフ登板。延長11回まで無失点で投げ抜き、球団史上初のワールドシリーズ連覇を締めくくる

監督やフロント、メディアの表現は「信じられない」「どうやってあれをやったのか分からない」といった驚嘆の声で溢れています。

山本由伸は、投げるたびに「史上最高額の投手」というレッテルを“重荷”ではなく“説得力”へと変えていったと言えます。


球威とコマンドはどれほど特別なのか?マダックス級の制球力とは

キケ・ヘルナンデスが何度も強調しているのが、山本由伸の「球威」と「コマンド(制球力)」の両立です。

「球威で打者をねじ伏せるタイプなんだけど、繊細なんだ。ほぼグレッグ・マダックスと同じぐらいのコマンドを持ってる。 それぐらい制球力も抜群なんだ」

グレッグ・マダックスは、MLB史に残る“コマンドの神様”のような存在です。

そのマダックスに匹敵すると表現される制球力に、山本由伸特有のキレのあるストレート、分岐するフォーク・スプリット、縦横の変化球が組み合わさっています。

さらにキケが驚いたのは、試合以前の「キャッチボール」です。

  • 一球ごとにしっかり“間”を取り、フォームとボールの軌道を確認しながら投げる
  • 少しでも違和感があればすぐにフォームを修正して投げ直す
  • ボールの軌道は“ホームに投げるように”一直線で、美しい回転のまま捕手に吸い込まれていく

この“キャッチボールのクオリティ”こそが、試合での精密機械のようなピッチングの土台になっているのです。

「キャッチボールを見るだけで価値がある」とキケに言わしめた投手は、そう多くありません。


「甘く見ている連中が多すぎる」異文化・言語の壁をどう乗り越えたのか?

キケは、山本由伸に対する外部の評価について、もうひとつ重要な指摘をしています。

「日本での生活とは全然違うし、何よりも言語の壁がある。それを甘く見ている連中が多すぎるんだよ。言語の違いがどれだけ選手に影響を与えるかを分かってない」

ドジャースのロッカールームは、メジャー屈指の“スター軍団”です。

大谷翔平、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンなど、MVP級のスターがひしめき合う部屋に、20代半ばで、言語も文化も違う日本人投手が飛び込んでいくのは、想像以上のプレッシャーがあります。

キケ自身も「新参者にとっては正直怖いロッカールーム」と表現しており、「自分でも場違いだと感じた」と語るほどです。

そんな環境の中で、山本由伸は初日から、

  • 「自分には自分のやり方がある」というスタンスを崩さない
  • 周りの視線に流されず、自分のルーティンとスタイルを貫く
  • 一貫性のある準備と集中力で、毎試合同じクオリティを出す

という姿勢を見せ続けました。

キケはそれを見て、「あいつの一貫性と取り組みへのブレなさ、そして集中力は本当に凄い。ちょっとクレイジーだなと思うぐらいだ」と絶賛しています。


ウエイトトレーニングに頼らない身体づくりは本当に大丈夫なのか?

MLBのクラブハウスでは、多くの選手が重いウエイトを使ったトレーニングで筋力とパワーを追求しています。

その常識の中で、山本由伸のトレーニング哲学は、やや“異質”に映る部分もあります。

キケは初めて山本の姿を見たとき、正直にこう思ったといいます。

  • 「あんなに小柄なのに、ウエイトトレーニングを全くやらないなんて大丈夫か?」

しかし、キャッチボールとブルペン投球を見た瞬間、その不安は一瞬で消えました。

  • 体全体をしなやかに使ったフォーム
  • 下半身から上半身へとエネルギーがスムーズに伝わる連動性
  • ヒジ・肩への負担を抑えつつ、ボールに最大限のキレを伝えるメカニクス

単に「筋力で投げる投手」ではなく、「効率的なフォームとバランスで投げる投手」であることが、山本由伸の真価です。

結果として、シーズン終盤からポストシーズンにかけて、通常なら“疲労困憊”でもおかしくない局面で、なお球威とコマンドを保ち続けました。


「勝つことしか知らない投手」山本由伸のメンタリティとは?

キケは最後に、山本由伸をこう表現しています。

「ヤマは本当に勝者。勝つことしか知らない男だ」

その言葉通り、2025年シーズンの山本由伸は、レギュラーシーズンからポストシーズンにかけて、“勝利”に直結する投球を積み上げました。

  • レギュラーシーズンでは防御率2点台前半、200奪三振超えクラスの内容で、サイ・ヤング賞投票でも上位にランクイン
  • ポストシーズンでは、ワールドシリーズMVP+球団連覇の立役者として“世界一の投手”のイメージを決定づける
  • キャリア通算のポストシーズンでも、勝率・防御率ともにトップクラスの数字を維持し、「短期決戦に強い投手」としての評価を確立

メジャー移籍当初、「NPBのスターがそのままMLBでは通用しないのではないか」という懐疑的な声もありました。

しかし、山本由伸は結果と内容でそれを上書きし、「史上最高額の契約を結ぶ価値のある投手」であることを、わずか数年で証明してみせたのです。


なぜ山本由伸は史上最高額の投手になったのかまとめ

山本由伸が「史上最高額の投手」と呼ばれる理由は、単に“契約金の額”だけではありません。

  • ポストシーズンで見せた、歴史に残るレベルの支配力と勝負強さ
  • グレッグ・マダックス級と評されるコマンドと、MLBトップクラスの球威を両立した投球
  • スターだらけのドジャースロッカーで、文化や言語の壁を乗り越え、自分のスタイルを貫くメンタリティ
  • キャッチボールや日々のルーティンに表れる、一貫した準備と“勝つための執念”

こうしたすべての要素が積み重なり、ドジャースのフロント、チームメート、そしてファンは、今や口を揃えてこう語ります。

「ヤマは、この契約の“1セントも”高くない。むしろ安かったかもしれない。」

日本人初のサイ・ヤング賞、さらなるワールドシリーズ制覇、MLB史に残る通算記録――。

山本由伸の挑戦は、まだ始まったばかりです。

3億2500万ドルの契約は“ゴール”ではなく、“伝説の序章”と言えるでしょう。

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よくある質問 / Q&A

Q1. なぜ山本由伸の契約は「史上最高額の投手契約」と呼ばれているのですか?
A1. 投手としてはMLB史上最高となる「12年総額3億2500万ドル」という規模の契約だからです。年数・総額ともに、これまでのトップ投手たちを上回る条件となっているため、「史上最高額の投手契約」と呼ばれています。

Q2. 山本由伸は批判をどうやって覆したのですか?
A2. 移籍当初は「実績はNPBだけ」「MLBで投げていないのに高すぎる」と批判されましたが、レギュラーシーズンでの安定した成績に加え、ポストシーズンで歴史級のパフォーマンスを発揮し、ワールドシリーズMVPと球団連覇に貢献しました。結果によって「高すぎる」という声を完全に封じ込めた形です。

Q3. 同僚のキケ・ヘルナンデスが語る、山本由伸の一番の凄さは何ですか?
A3. キケは「球威とマダックス級のコマンドを兼ね備えた投手」である点と、「一貫性と集中力」「自分のスタイルを貫くメンタリティ」を強く評価しています。特にキャッチボールの精度と、ロッカーの騒がしさに左右されない集中力を“ちょっとクレイジーなレベル”と称賛しています。

Q4. 言語や文化の壁は山本由伸にとってマイナスではなかったのですか?
A4. 初めはもちろん簡単ではなかったと考えられますが、キケは「その難しさを甘く見ている人が多すぎる」と指摘しつつ、山本由伸が自分のルーティンとスタイルを貫いたことで、逆に「プロフェッショナルとしての信頼」を勝ち取ったと見ています。言葉の壁を越える“準備と結果”が、評価をポジティブなものに変えました。

Q5. 今後、山本由伸はどんな記録やタイトルが期待されていますか?
A5. すでにワールドシリーズMVPとポストシーズンでの歴史級成績を残しているため、今後は「日本人初のサイ・ヤング賞」「複数回のサイ・ヤング受賞」「通算ポストシーズン勝利数・投球成績での歴代上位」などが期待されています。ドジャースが今後も優勝争いを続ける限り、山本由伸の名前は、毎年のように個人タイトルとワールドシリーズの中心にあり続ける可能性が高いです。

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