メジャーリーグのポストシーズン(PS)では、5試合制シリーズにおいて最初の2試合を連勝したチームの突破率は、なんと 88.9%(90回中80回) に達しています。
現行の地区シリーズに限っても同様に18回中16回が突破しており、そのうち12回は“3連勝突破”で一気に決めています。
ドジャースは現在2勝0敗と優位な立場に立っており、次戦の第3戦では日本のエース・山本由伸投手が先発予定です。
ここでは、ドジャースの現状と第3戦に向けたポイントを詳しく解説します。
なぜ「2勝0敗」のチームは高確率で突破できるのか?

シリーズで2連勝すると、戦術面と心理面の両方で大きな優位性を持つことになります。
リードを奪ったチームは余裕を持って戦える一方、相手は後手に回り、攻撃を強めざるを得なくなります。
その結果、守備や継投の綻びが生まれやすく、逆転のチャンスを逃すケースが多いです。
また、短期決戦では流れをつかむことが非常に重要です。
序盤から主導権を握ることで、シリーズ全体を優位に進めることができるため、2勝0敗のチームが突破する確率が高いというデータが裏付けとなっています。
ドジャースはなぜ有利な立場にあるのか?
攻撃陣が好調を維持しているからです
ドジャースはポストシーズンで 13試合連続で4得点以上 を記録しており、これは1970~71年にオリオールズが樹立した最長記録に並ぶ快挙です。
打線の厚みと爆発力が非常に安定しており、序盤から主導権を握る攻撃ができています。
山本由伸投手が第3戦に先発予定だからです
第3戦では、日本のエース・山本由伸投手が先発登板する予定です。
山本投手は移籍初年度から高い安定感を見せており、長いイニングを任せられる信頼感があります。
ポストシーズンという大舞台でのピッチングにも期待が高まっています。
チーム全体が勢いに乗っているからです
2連勝という事実がチームに精神的な余裕と勢いをもたらしています。
投手陣・打撃陣・守備陣すべてが良い流れの中で戦えており、チーム全体の雰囲気も非常に良好です。
警戒すべきポイントはあるのでしょうか?
もちろん、楽観視は禁物です。以下のような点に注意する必要があります。
- 継投の不安定さ
第2戦の9回には救援陣が打ち込まれ、1点差まで迫られる場面がありました。継投の安定性が勝敗を左右する可能性があります。 - 相手打線の反撃
フィリーズは強力打線を誇るチームであり、2敗からの巻き返しを狙って攻撃を仕掛けてくることが予想されます。特に中盤以降の反撃には要注意です。 - 山本投手のコンディション
先発として大きな期待を背負う山本投手の立ち上がりや制球力が重要になります。疲労の影響や相手打線との相性も見逃せません。
第3戦で3連勝突破は実現するのでしょうか?
統計的に見ても、2勝0敗のチームが第3戦で一気に突破を決めるケースは多くあります。
ドジャースがこの勢いを保ち、山本投手が序盤から主導権を握るピッチングを見せれば、3連勝でリーグ優勝決定シリーズ進出を決める可能性は十分にあります。
攻撃陣の安定した得点力と、守備・継投のかみ合いが勝利のカギを握ります。
ドジャース5試合制ポストシーズン2勝0敗まとめ
ドジャースは5試合制シリーズで2連勝という理想的なスタートを切り、突破率88.9%という統計データにも後押しされています。
第3戦では山本由伸投手を先発に立て、攻守のバランスと勢いを保つことができれば、3連勝でリーグ優勝決定シリーズ進出を決める展開が十分に期待できます。
一方で、継投や相手打線の反撃にも警戒が必要です。
チーム全体が集中力を切らさず戦えるかどうかが重要なポイントとなります。
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よくある質問/Q&A
Q1. 2勝0敗のチームでも逆転されることはありますか?
あります。約10%程度の確率で逆転された例もあり、油断は禁物です。
Q2. 山本由伸投手のポストシーズンでの評価は?
MLBでのポストシーズン登板は初期段階ですが、NPBでの実績と投球技術から非常に高い期待が寄せられています。
Q3. ドジャースが3連勝突破した場合の次の対戦相手は?
リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)で他地区の勝者と対戦することになります。勝利すればワールドシリーズ進出がかかる大一番です。
Q4. 相手の反撃で注意すべき打者は?
フィリーズの主軸打者であるハーパー、ターナー、シュワーバーらは一発長打のある危険な打者です。特に中盤以降の勝負所には要注意です。
Q5. 見どころはどこですか?
山本投手の立ち上がり、ドジャース打線の序盤の攻撃、そして終盤の継投策が最大の見どころです。