エンゼルスのオーナー、アルトゥロ・モレノの裏の顔とは?

エンゼルスのオーナーとして知られるアルトゥロ・モレノは、2003年にチームを買収して以来、熱心でファン思いのオーナーとして評判でした。

しかし、近年はチームの弱体化や不祥事に関わっているという批判が高まっています。モレノにはどんな裏の顔があるのでしょうか?

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自分勝手な選手人事

引用元:読売新聞オンライン

モレノはしばしばGMや監督に介入して自分の意向で選手の獲得や放出を強要したことがあります。その結果、高額な契約を結んだ選手が成績不振に陥ったり、放出した選手が活躍したりするという失敗が続きました。

代表的な例としては、以下のようなケースがあります。

  • 2011年にトロント・ブルージェイズからバーノン・ウェルズを獲得し、4年間で8600万ドル(約93億円)の契約を結びました。しかし、ウェルズはエンゼルスでは2年間で打率.222、36本塁打、95打点と期待外れの成績に終わりました。
  • 2012年にテキサス・レンジャーズからジョシュ・ハミルトンを獲得し、5年間で1億2500万ドル(約135億円)の契約を結びました。しかし、ハミルトンはエンゼルスでは2年間で打率.255、31本塁打、123打点と低迷しました。さらに、薬物依存や離婚などの私生活の問題も発覚しました。
  • 2019年にセントルイス・カージナルスからアルバート・プーホルスを獲得し、10年間で2億4000万ドル(約260億円)の契約を結びました。しかし、プーホルスはエンゼルスでは10年間で打率.256、222本塁打、783打点と衰えを隠せませんでした。2021年には解雇されてしまいました。

これらの選手はすべてモレノがGMや監督の意見を無視して獲得したと言われています 。一方で、放出された選手の中にはエンゼルスよりも良い成績を残した者も多くいます。例えば、マイク・ナポリやマーク・トランボなどです。

贅沢税回避

モレノは贅沢税(年俸総額が一定額を超えた場合に課される税金)を支払うことを拒否しており、そのためにチームの戦力補強が制限されています。

特に投手陣の弱さは長年の課題ですが、有力なFA投手を獲得することはありませんでした。

2019年から2021年にかけて、エンゼルスの投手陣はリーグワーストの防御率5.09を記録しました。

しかし、モレノはこの期間にもゲリット・コールやスティーブン・ストラスバーグなどのトップクラスのFA投手を見送りました。

その理由は、贅沢税を支払うことを嫌ったからだと言われています。

また、大谷翔平との長期契約交渉にも影響すると言われています。

大谷は2023年シーズン終了後にFAとなりますが、モレノは彼に対して高額な契約を提示する気があるのでしょうか?

大谷がエンゼルスを離れる可能性もあります 。

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政治献金疑惑

モレノはアナハイム市とエンゼルスタジアムの使用契約を延長する際に、市長に政治献金を行って機密情報を得たという疑惑が浮上しています。

この件については現在調査中ですが、もし事実であれば重大な不正行為となります。

2020年12月に、モレノはアナハイム市からエンゼルスタジアムと周辺の土地を15億ドル(約1620億円)で買収する契約を結びました。

しかし、この契約は市の評価額よりも低く、市民団体から不透明だと批判されました 。

その後、モレノが2019年に市長のハリー・シドゥに2万5000ドル(約270万円)の政治献金を行っていたことが発覚しました。

さらに、シドゥがモレノに対して契約交渉の機密情報を漏らしていたことも判明しました。

これらの事実は、モレノが市長に圧力をかけて有利な契約を結んだ可能性を示唆しています。

現在、この件については連邦捜査局(FBI)やカリフォルニア州司法省などが調査を行っています。

もしモレノが不正行為に関与していたことが証明されれば、法的な制裁やMLBからの処分を受ける可能性があります。

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エンゼルスオーナー裏の顔まとめ

以上のように、エンゼルスのオーナーであるモレノには裏の顔があると言えるでしょう。

チームの弱体化や不祥事に関わっていることで、ファンや選手からの信頼も失っているかもしれません。

エンゼルスはかつて2002年にワールドシリーズを制覇した名門チームですが、現在は低迷しています。

モレノはオーナーとしてどのような責任を取るのでしょうか?今後の動向に注目です。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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