佐々木朗希はなぜ2戦連続セーブで一気に信頼を勝ち取ったのか?

ナ・リーグ地区シリーズ第2戦(フィリーズ3―4ドジャース)が現地時間10月6日(日本時間7日)、敵地フィラデルフィアで行われました。
ドジャースは激戦を制して2連勝。
リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけました。
この試合で最も大きな注目を集めたのが、9回に登板した佐々木朗希投手(23)です。
1点リードの九回、2死一・三塁の大ピンチでマウンドに上がった佐々木投手は、ナ・リーグ首位打者トレイ・ターナーを二ゴロに打ち取り、2試合連続のセーブを記録。
現地メディアやチームメイトから絶賛の声が上がりました。
フリーマンは佐々木朗希のどこを評価したのか?
この日「4番・一塁」で先発出場したフレディ・フリーマン内野手は、試合後のインタビューで佐々木朗希の活躍を熱く語りました。
「ランナーが一、三塁と得点圏にいて、アウェーで九回2アウトだった。今日は彼が投げてきた中でも特にプレッシャーがかかるシチュエーションだったと思う」
と語り、若きクローザーの強心臓を称賛しました。
さらに
「(ターナーへの)初球のスプリットが素晴らしい球だった。彼は100マイル、101マイルを投げていた。思っていたよりも時間はかかったけど、契約したときにみんなが思い描いていた姿そのものだ」
と続け、佐々木の進化と頼もしさを強調しました。
スプリット+100マイルの剛速球はどこまで通用するのか?
佐々木朗希の初球に投じたスプリットは、フリーマンが
「冷静だった」
と評するほど完成度の高いものでした。
さらに、100〜101マイル(約161〜163km/h)のストレートを織り交ぜることで、首位打者ターナーをわずか2球で仕留めました。
この投球内容は、リリーバー転向直後とは思えない完成度で、チーム内でも
「もう彼しかいない」
と信頼が急上昇しています。
米メディアでも
「未来のドジャース守護神誕生」
といった見出しが並び、ポストシーズンのキーマンとして注目されています。
佐々木朗希の“救世主”化は偶然か、それとも必然か?
今季途中に救援へ転向し、9月からリリーフ登板を積み重ねてきた佐々木朗希。
ポストシーズンではワイルドカードシリーズから3試合連続登板を果たし、地区シリーズでは2戦連続セーブとチームの勝利に直結する活躍を続けています。
当初は守護神候補に挙がっていなかった彼が、わずか2週間でブルペンの中心へと駆け上がった背景には、圧倒的な球威と冷静なマウンドさばきがあります。
フリーマンのコメントは、まさにチーム全体が彼を
「真のクローザー」
と認め始めた証といえるでしょう。
フリーマン佐々木朗希契約時皆が思い描いていた姿まとめ
佐々木朗希投手は、フィリーズとの第2戦で9回二死一・三塁という最大級のプレッシャーを見事に跳ね返し、2試合連続のセーブを記録しました。
フレディ・フリーマンが「契約時に思い描いていた姿」と語るように、若き右腕はついに本領を発揮し始めています。
剛速球とスプリットを武器にした堂々たる投球は、ポストシーズンを戦い抜くドジャースにとって大きな武器です。
リーグ優勝決定シリーズ、さらにはワールドシリーズでも、彼の存在がチームの命運を握る可能性は高いでしょう。
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Q&A
Q:佐々木朗希はいつからクローザーとして起用されているのですか?
A:2025年9月中旬から救援に転向し、ポストシーズンではクローザーとして起用されています。
Q:フリーマンが特に評価したポイントは何ですか?
A:九回二死一・三塁という極限の状況で、初球のスプリットと100マイル超の速球を冷静に投げ込んだ点です。
Q:佐々木朗希は今後もクローザーを任される可能性がありますか?
A:現地メディアやチーム内の評価が非常に高く、リーグ優勝決定シリーズ以降も継続的にクローザーとして起用される可能性が高いです。