勝利という最高の花道?
今季限りで引退することを表明している、クレイトン・カーショー(37歳)が、球団初となる2年連続世界一を果たした後、胸の内を明かしました。
敵地でのロサンゼルス・ドジャース対トロント・ブルージェイズのワールドシリーズ第7戦で、ドジャースが延長戦を制し4勝3敗で頂点に立ったのです。
カーショーは
「本当にすべてが信じられないほど素晴らしかった」
と語り、チームメートたちへの賛辞を惜しみませんでした。
なぜ「人格や覚悟は金では買えない」と語ったのか?
リーグ屈指の戦力を擁するドジャースには
「勝利を金で買っている」「補強ばかり」
などの批判もありました。
カーショーはそれら雑音をシャットアウトし、
「才能だけではない。チームのために“何でもやる”という意識がある。それが僕たちを特別にしている」
と強く語りました。
彼が挙げた例としては、キャッチャーとして18イニングもの戦いを支えたウィル・スミス、ショートを守ったムーキー・ベッツ、いつも通りの結果を出したフレディ・フリーマンら。
これら選手たちが示した
「覚悟」
が、金だけでは手に入らない価値だと語ったのです。
引退後もドジャースとともに? “何かの形で”関わりたいという覚悟
試合後、編成本部長のアンドリュー・フリードマンから
「顔を出してくれていい場所がある」
というオファーを受けたことを明かしました。
カーショーは
「どういう形になるのかは分からないけど、この組織は本当に特別だと思っている。もし将来的に何かの形で関われることがあるなら、そばにいられるなら、ぜひそうしたい」
と前向きに語りました。
また、今後については
「戦いからは離れ、愛する家族としばらく穏やかな時間を過ごしたい」「フルタイムの仕事をする予定はないけれど“フルタイムの父親”として。しばらくはそれで十分だ」
と、静かな日常を選ぶ意思も示しました。
チームへのリスペクトとラストシーズンの価値

カーショーは、3回のサイ・ヤング賞受賞をはじめリーグ屈指の左腕として活躍し、MLBの歴史に名を刻んできました。
「現役最後のシーズンにふさわしい年にできた」
とも語っており、勝利を手にした舞台で幕を引くことを誇りに思っているようです。
彼のコメントから、勝利や記録だけでなく、チームメイトとの絆、組織への忠誠、クラブ文化を守るという覚悟が、引退の言葉の核になっていることが伝わってきます。
カーショー人格や覚悟は金では買えないまとめ
カーショーは、キャリアの最後に“勝利という最高の花道”を手にしました。
そして、「人格や覚悟は金では買えない」という言葉に象徴されるように、補強やスター選手の存在だけではなく、チームスピリットと組織文化が勝利を支えているという確信を示しました。
引退後もドジャースという組織に対する深い敬意と愛情を抱き、「何かの形で関われるなら」とその可能性を温めています。
今後は家族との時間を優先しながらも、ドジャースへの貢献を胸に、新たなフェーズへ進む覚悟を見せています。
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よくある質問/Q&A
Q1:カーショーはなぜ今季限りで引退を表明したのですか?
A:彼自身が「怪我で終わりたくない」「自分の意思で引き際を決めたい」と語っており、自らのキャリアを自身の納得する形で締めくくるためだと説明しています。
Q2:引退後にドジャースのどんな役割を担う可能性がありますか?
A:具体的な役職はまだ明らかになっていませんが、クラブ側から「顔を出してくれていい場所がある」とのオファーがあったと報じられており、広報、育成、アンバサダーなど何らかの形で関われる可能性が示唆されています。
Q3:彼の最終シーズンの成績や功績はどのようなものですか?
A:カーショーは37歳ながら3,000奪三振を達成し、フランチャイズ一筋18年という記録も持っています。引退シーズンには「この年に引退できて良かった」と語るなど、キャリアの集大成としての満足を示しています。
Q4:なぜ「人格や覚悟は金では買えない」という言葉を強調したのですか?
A:ドジャースは大型補強を行ってきた歴史があり、「勝利を金で買っている」との批判にさらされてきました。その中で、スター選手が“チームのために何でもやる”という態度を示していることが、組織の勝利哲学の根底にあるという彼の信念を率直に語ったものです。
Q5:今後カーショーのキャリア(野球界での)において注目すべき点は?
A:現役引退後の動向として、ドジャースとの関わり方、育成・アカデミー・コミュニティ活動などに向けた参加が注目されます。また、彼の引退をきっかけにドジャースの「文化継承」や若手育成方針にも注目が集まるでしょう。

