こんにちは。2024年3月20日、韓国で行われたメジャーリーグの開幕シリーズは、世界中の野球ファンの注目を集めました。
特に日本からは、大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・ドジャースとサンディエゴ・パドレスの対戦が大きな話題となりました。
このシリーズを通じて、日本とアメリカの野球練習スタイルの違いが明らかになりました。
試合前の練習スタイルの違い
メジャーリーグの試合前練習は、アップを終えた後、内野手がそれぞれのポジションに就き、特守のようなノックが始まります。
パドレスの場合、ノッカーが4人いて、通常のノックに加えて、トスした球をコーチが打ち、実際の打球を再現する練習も行います。
これにより、選手は実戦に近い形で守備の反応を磨くことができます。
一方、日本の試合前練習では、通常2カ所ある打撃ケージがホームチームでも1カ所のみという場合が多く、ティー打撃をする選手や走塁練習を行う光景は見られません。
また、シートノックも行われないことが多いです。
メジャーリーグ式の練習法
ドジャースの三塁コーチであり、昨年のWBCアメリカ代表のコーチも務めたディノ・エベル氏は、メジャーリーグ式の練習法について次のように語っています。
「守備練習では基礎をやる。打撃は(ベンチ)裏にマシンもあり、準備してからグラウンドに出る」
とのことです。
走塁練習やシートノックについては、
「スプリングキャンプでやっている」
とし、シーズン中はあえて行わないという方針を取っています。
メジャーリーグでは、長距離移動を含めた時間管理と、球場に大きな施設を備えていることも特徴です。
日本のように時間やグラウンドを目いっぱい使うことは少ないと言えます。
日本との違いで面白い点
メジャーリーグには打撃投手という職がないため、コーチが打撃投手を務めます。
練習後の片付けも手伝うなど、コーチは多忙を極めます。
エベル氏は、30年近いコーチ人生で
「アイシングをしたことはない」
と笑顔で語ります。
アメリカと日本の両方を知るアダム・ジョーンズ氏は、日本の練習について
「一番驚いた。グローバルなスタイルに目を奪われた」
と述べています。
それでも、
「野球はアメリカだけでない」
とすぐに受け入れ、
「大谷もやってきたんだ」
とトッププレーヤーも引き合いに出しながら、日本野球に対するリスペクトを示しています。
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日本アメリカ野球練習違いまとめ
初のメジャー取材で感じた日本との大きな違いは、世界各地で異なる野球文化が存在し、それぞれが進化を遂げ続けていることです。
今後も、これらの文化の違いを理解し、学び、共有することで、野球というスポーツがさらに豊かになっていくことでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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