大谷翔平の「233本塁打・38三塁打」という記録はどれほど異常値なのか?
大谷翔平選手は、直近5シーズンで233本塁打と38本の三塁打を放っていると言われています。
この数字だけでも驚異的ですが、さらに特筆すべきは
「同じ期間に115本以上の本塁打、かつ20本以上の三塁打を記録した選手が他に1人もいない」
という事実です。
一般的に、ホームランを量産する長距離砲は体格も大きく、長打は多くても三塁打は少ない傾向があります。
三塁打は「打球の質」と「スピード」の両方が求められるため、パワーヒッターでここまで三塁打を積み上げるのは極めて難しいのです。
つまり大谷翔平は、
- 本塁打数だけ見てもMLBトップクラス
- さらに三塁打数でもリーグ上位クラス
- この“パワー+スピード+打球質”の三拍子が揃った打者は他にいない
という、まさに唯一無二の存在であると言えます。
過去5年間の本塁打ランキングで大谷翔平はどこに位置しているのか?
大谷翔平の233本塁打がどれほどのものかを理解するには、他のスラッガーとの比較が分かりやすいです。
直近5年間の本塁打数ランキングを見ると、大谷翔平は常にトップレベルの位置にいます。
- アーロン・ジャッジ:本塁打数で1位
- 大谷翔平:本塁打数で2位
- カイル・シュワーバー、ピート・アロンソ、マット・オルソンらがそれに続く
このように、本塁打数だけを切り取れば
「ジャッジと並ぶ現在MLB最高峰のホームランバッターの1人」
と評価できます。
そのうえで、大谷は本塁打数に加えて三塁打も量産しているという点で、他のスラッガーたちを大きく引き離しているのです。
さらに、過去5年のトータルでは、
- 得点数でリーグトップクラス
- 打点でも上位
- OPS(出塁率+長打率)でもトップレベル
- 総塁打数でもMLBトップ
と、単に“ホームランの数”にとどまらない総合的な打撃力を示しています。
なぜ長距離砲なのに三塁打を量産できるのか?

大谷翔平が「233本塁打・38三塁打」という異常なバランスの数字を残している背景には、いくつかの要因があります。
- 打球速度と角度の質の高さ
強烈なライナー性の打球や、外野手の頭上を抜けて転がる打球が多いため、二塁打・三塁打になりやすいのが特徴です。いわゆる「バレル」と呼ばれる理想的な打球が多く、その結果として本塁打にも三塁打にもつながっています。 - 走力とベースランニングのレベルの高さ
大谷選手は本塁打だけでなく、盗塁数でもリーグ上位に入るシーズンが続いており、俊足ランナーとしても一流です。打球が外野の間を抜けた瞬間のスタートの速さや走塁判断の良さが、三塁打の多さに直結しています。 - 守備シフトと配球の影響
相手バッテリーは本塁打を警戒して厳しいコースを突きますが、大谷はその中でも広角に強い打球を飛ばすことができます。これにより、守備シフトの裏を突く形で長打になりやすく、結果として三塁打も増えています。 - DH中心だからこそ攻撃に集中できる環境
ドジャース移籍後はDHでの出場が増え、打撃と走塁に集中できる時間が長くなりました。コンディショニングが整うことで、シーズン終盤まで高いスピードとパワーを維持できているのも大きな要因です。
他のスラッガーと比べて大谷翔平は何が違うのか?
他の強打者との違いを整理すると、大谷翔平の“異常さ”がよりクリアになります。
- 多くのホームランバッター
→ 本塁打は多いが三塁打は少なく、足を使うタイプではないことが多いです。 - 大谷翔平
→ 本塁打数はトップクラスでありながら、盗塁数も多く、三塁打も突出しています。
つまり、大谷は
- 「ジャッジ級の本塁打力」
- 「トップクラスの走力」
- 「総塁打・得点でもMLB屈指」
を同時に兼ね備えた、“打撃スタッツのオールラウンダー”なのです。
さらに言えば、大谷はこの打撃成績に加えて、投手としても一流の成績を残してきた時期があります。
打者だけ、走者だけ、投手だけでも歴史に残るレベルなのに、それを一人でまとめてやっているのが大谷翔平の唯一無二の価値です。
「233本塁打・38三塁打」は今後どこまで更新される可能性があるのか?
大谷翔平は、まだ選手として全盛期の中にいる年齢です。今後数年間も健康を維持できれば、
- 本塁打ペースは引き続きリーグトップクラス
- 三塁打も走力次第で大きく数字を伸ばせる余地あり
- 5年スパンの累計記録は、さらに“前人未到”な水準へ
といった未来が現実味を帯びています。
特にドジャースという強力打線に所属していることは、
- 前後を打つ打者の厚みで勝負を避けられにくい
- 出塁ランナーが多いため、打点・得点も伸びやすい
- チームの優勝争いとともに注目度も上がり、MVPレースにも毎年絡みやすい
というプラス要素しかありません。
今後も5年単位で「本塁打+三塁打」のコンボ記録を更新し続ける可能性は十分にあり、MLBの歴史的な通算記録の議論においても中心人物であり続けると考えられます。
大谷翔平233本塁打38三塁打MLB唯一無二まとめ
大谷翔平の「直近5シーズンで233本塁打・38三塁打」という数字は、単なる“ホームラン量産”の話ではありません。
- 115本以上の本塁打&20本以上の三塁打という条件を同時に満たす選手が他にいない
- パワー・スピード・打球質の3要素を最高レベルで兼ね備えている
- 本塁打・三塁打に加え、得点・総塁打・盗塁でもトップクラス
- そのうえで、二刀流として投手成績まで積み上げている
という点で、「史上でも比類なきオールラウンドなスーパースター」であることを証明するデータと言えます。
今後も大谷翔平がどこまで記録を更新していくのか、そして「本塁打+三塁打」という新しい切り口からどんな歴史的数字を残していくのか。
MLBファンにとって、これからの数年間は見逃せない時間が続いていきます。
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よくある質問 Q&A
Q1. どうして「233本塁打・38三塁打」という数字がそんなに注目されているのですか?
A1. 本塁打と三塁打は、どちらも“長打”ですが、通常はタイプが分かれます。長距離砲は本塁打は多くても三塁打が少ないのが一般的です。その中で、大谷翔平だけが「本塁打はジャッジ級、三塁打もリーグ上位」という両立を実現している点が、前例のない異常値として評価されています。
Q2. 大谷翔平の233本塁打はMLB全体で何位くらいの成績なのですか?
A2. 直近5年間の本塁打数で見ると、大谷翔平はリーグ2位クラスの数字とされています。1位のアーロン・ジャッジに次ぐレベルで、他の強打者たちと並んで“ホームラン王争い常連”のポジションにいます。
Q3. 三塁打が多いことはチームにとってどんなメリットがありますか?
A3. 三塁打は、一打で一気に得点圏、しかも三塁まで走者を進められるため、次の打者の犠牲フライや内野ゴロでも得点を奪いやすくなります。大谷のように本塁打も三塁打も多い打者は、自分で点を取る力と、次の打者に得点機会を渡す力の両方を持っているため、攻撃の破壊力を飛躍的に高める存在です。
Q4. 今後も同じペースで本塁打と三塁打を打ち続けることは可能でしょうか?
A4. 年齢やコンディションの影響は避けられませんが、現時点で大谷翔平はまだ全盛期にあり、ドジャースの打線や環境も含めて考えると、今後数年間はトップレベルのペースを維持できる可能性が高いです。特に技術面での進化も続いているため、数字の面でもさらに歴史的な領域に到達することが期待されています。
Q5. 本塁打や三塁打以外で、大谷翔平の凄さを示す指標はありますか?
A5. OPS(出塁率+長打率)、総塁打、得点、打点、盗塁など、多くの打撃指標で大谷はリーグトップクラスです。さらに、投手としての防御率や奪三振数も加味すると、攻守両面を合わせたWAR(総合的な貢献度)では、近年のMLBで群を抜く存在となっています。

