ドジャースに入団した大谷翔平投手が、43年前に伝説的プレーヤーが巻き起こした熱狂的旋風を“再現”するのではと、米メディアが報じています。
大谷選手は、1981年にサイ・ヤング賞と新人王を獲得したフェルナンド・バレンズエラ投手と比較され、そのフィーバーぶりに注目が集まっています。
この記事では、大谷選手のドジャース移籍に関する米メディアの反応や、フェルナンド・マニア現象の概要を紹介します。
フェルナンド・マニアとは?
フェルナンド・マニアとは、1981年にドジャースで活躍したメキシコ出身の左腕投手、フェルナンド・バレンズエラのことを指します。
バレンズエラ投手は、開幕から8連勝を飾り、ワールドシリーズ制覇に貢献しました。
この年のサイ・ヤング賞と新人王を獲得し、南カルフォルニアのラテン系のファンだけでなく、ドジャースファン全体のヒーローになりました。
彼の登板するときは、ドジャースタジアムの熱気が凄まじく、チケットは即完売しました。
彼の活躍とファンの熱狂ぶりは“フェルナンド・マニア”現象と称され、今や伝説と化しています。
大谷翔平はフェルナンド・マニアを超えるか?
大谷翔平選手は、エンゼルスからフリーエージェントとなり、ドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)で契約に合意しました 。
これはメジャー史上最高の大型契約となり、名実ともに世界最高選手となりました。
大谷選手は、投打両方で圧倒的なパフォーマンスを見せ、2023年にはホームラン王とMVPを獲得しました。
彼は、日本人だけでなく、アジア人や世界中のファンから絶大な支持を得ています。
米メディア「メッセンジャー・スポーツ」は、大谷選手がフェルナンド・マニアを超える可能性があると報じました。
同メディアは、大谷選手がエンゼルスに入団した際の監督で、フェルナンドマニア現象の当時に捕手としてバッテリーを組んだマイク・ソーシア氏のコメントを紹介しました。
ソーシア氏は、
「フェルナンド(バレンズエラ)が登板するときは、ドジャースタジアムの熱気が凄かった。南カルフォルニアだけでなく、球界全体に旋風を起こした。彼は南カルフォルニアのラテン系のファンだけでなく、ドジャースファン全体のヒーローになった」
と振り返りました。
そして、「ショウヘイには信じられないほどの注目が集まる。でも、彼は期待に応えるだけの才能を持っている」と語りました。
また、ドジャースのスペイン語実況を務めた経験を持つ88歳のハイム・ジャリン氏は、
「65年間ドジャースに勤めてきたけど、昨年12月14日(日本時間15日)の記者会見は今までに見たことのないような光景だった。外国メディアで多くの人がいた。信じられなかった。“フェルナンド・マニア”が一番近い光景だった」
と語りました。
ジャリン氏はグッズショップで日本人、アジア人のファンの数に驚愕しました。
「クレイジーだった。オオタニTシャツにとんでもないお金をつぎ込んでいた。しかも、東アジアを旅行している私の知り合いによると、今までヤンキースのロゴが一番人気があったけど、今では日本や韓国ではドジャースのロゴが一番人気があると言っていた」
と話しました。
さらに、かつてトルネード投法で「ノモマニア」と呼ばれた旋風を起こした野茂英雄氏のフィーバーを回顧しつつ、同氏は
「(野茂は)フェルナンド(バレンズエラ)に及ばなかった。そして、オオタニが来るまでフェルナンド(旋風)が一番だった。(大谷旋風は)大規模なものになる」
と大谷選手の“フェルナンド超え”も予言しました。
同メディアのクリスチャン・レッド記者は、
「43年経ってドジャースに新たなマニア(旋風)が巻き起こるかもしれない」
と記し、まだ1打席にも立っていない大谷選手が起こすであろうムーブメントに期待していました。
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大谷翔平フェルナンド・マニアまとめ
大谷翔平選手は、ドジャースとメジャー史上最高の契約を結び、フェルナンド・マニアを超えるかもしれないと米メディアが報じています。
大谷選手は、投打両方で圧倒的なパフォーマンスを見せ、世界中のファンから絶大な支持を得ています。
彼の登板するときは、ドジャースタジアムの熱気が凄まじく、チケットは即完売することでしょう。
彼は、日本人だけでなく、アジア人やラテン系のファンにも愛される、ドジャースの新たなヒーローになるのです。
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