大谷翔平はイチローのWARを超えられるか?日本人メジャーリーガーの歴史的な貢献度を比較

メジャーリーグで活躍する日本人選手の中で、最も勝利に貢献した選手は誰でしょうか?

その答えを測るために、セイバーメトリクスの指標であるWAR(Wins Above Replacement)を見てみましょう。

WARとは、打撃や走塁、守備、投球を総合的に評価して、その選手が代替可能な選手に比べてどれだけチームの勝利数を上乗せしたかを示す数値です。

WARが高いほど、その選手はチームにとって貴重な存在と言えます。

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日本人選手の通算WARランキング

引用元:東洋経済オンライン

日本人選手の通算WARランキングを見てみると、トップはイチロー氏の59.99です。

イチロー氏は2001年にメジャーリーグに移籍してから、2019年に引退するまでに、打率.311、3080安打、509盗塁という驚異的な成績を残しました。

特に2004年には、メジャー記録となる262安打を放ち、WARは9.2という日本人選手の最高値を記録しました。

2位はドジャースの大谷翔平投手で、34.67です。

大谷投手は2018年にメジャーリーグに移籍してから、打者としても投手としても圧倒的なパフォーマンスを見せています。

2023年には、打率.304、44本塁打、95打点の成績で打者としてのWARは6.0、投手としては10勝を挙げてWARは4.0を記録しました。

この年のWARは10.0というメジャートップの数値で、日本人選手として初めてホームラン王を獲得しました。

昨年も打者としてのWARは6.6、投手としてのWARは3.4という素晴らしい成績で、メジャー2年連続のMVPに輝きました。

3位から5位は、ダルビッシュ有投手(パドレス)の30.96、松井秀喜氏の21.23、野茂英雄氏の20.94となっています。

ダルビッシュ投手は2012年にメジャーリーグに移籍してから、通算1500奪三振を達成するなど、日本人投手の最多勝利数を更新し続けています。

松井氏は2003年にワールドシリーズでMVPを獲得するなど、メジャーリーグで10年間に渡って安定した成績を残しました。

野茂氏は1995年にメジャーリーグに移籍してから、日本人初のノーヒットノーランを達成するなど、日本人投手の先駆者として活躍しました。

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大谷翔平はイチローのWARを超えられるか?

引用元:NHKニュース

イチロー氏と大谷投手の通算WARの差は25.32です。この差を埋めることは可能でしょうか?

大谷投手は現在29歳で、まだピークを迎えていないと考えられます。

また、2025年には投手としての復帰も予定されており、二刀流としての貢献度を高めることができるでしょう。

一方、イチロー氏はメジャーリーグで19年間プレーしましたが、そのうちWARが5以上だったのは7年間だけでした。

WARは年齢とともに低下する傾向があります。

もし大谷投手が今後も毎年WAR10を維持できれば、イチロー氏のWARを超えるにはあと3年ほどかかることになります。

しかし、これは非常に難しいことです。

メジャーリーグの歴史上、WAR10以上を記録した選手は、ベーブ・ルース、バリー・ボンズ、ウィリー・メイズなど、わずかに20人しかいません。

また、WAR10以上を記録した選手の中で、3年連続でWAR10以上を記録したのは、ベーブ・ルース、バリー・ボンズ、ルー・ゲーリッグ、ミッキー・マントル、カール・ヤストレムスキーの5人だけです。

したがって、大谷投手がイチロー氏のWARを超えるには、もう少し現実的なペースでWARを積み重ねる必要があります。

例えば、今後も毎年WAR8を維持できれば、イチロー氏のWARを超えるにはあと4年ほどかかります。

WAR6なら6年ほど、WAR4なら9年ほどかかります。

これらの数字は、イチロー氏のWARが5以上だった年数と同じか、それ以下です。

つまり、大谷投手がイチロー氏のように長く安定した成績を残せれば、イチロー氏のWARを超える可能性は十分にあると言えます。

※おすすめ記事!【完全版】大谷翔平選手の学生時代!はコチラ

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大谷翔平イチローWARを超えられるかまとめ

この記事では、日本人メジャーリーガーのWARを比較し、大谷翔平がイチローのWARを超えられるかどうかを考察しました。

大谷投手は日本人メジャーリーガーの中でも、特に二刀流という希少な能力を持っています。

そのため、WARを高める要素が多くあります。

打者としては、パワーとスピードを兼ね備えたスラッガーとして、本塁打や打点、盗塁などでチームに貢献できます。

投手としては、100マイルの速球と多彩な変化球で、奪三振や防御率、勝利数などでチームに貢献できます。

また、守備や走塁の能力も高く、打者としての出場時にもWARを上げることができます。

しかし、大谷投手にとっての最大の課題は、怪我のリスクです。

二刀流ということは、それだけ負担が大きいということでもあります。

特に投手としての負担は、打者としての負担よりも高いと言われています。

大谷投手はメジャーリーグに移籍してから、右肘の故障や左膝の手術など、何度も怪我に苦しんできました。

これらの怪我は、大谷投手のWARにも影響を与えています。

例えば、2019年は右肘の故障の影響で、投手としての出場ができず、打者としてのWARは1.9にとどまりました。

大谷投手がイチロー氏のWARを超えるためには、怪我をしないことが最も重要です。

怪我をしないためには、適切なトレーニングやケア、休養などが必要です。

また、チームとのコミュニケーションや協力も重要です。

大谷投手は二刀流という特殊な立場にあるため、チームとの調整が難しい場面もあるかもしれません。

しかし、大谷投手はチームメイトや監督からの信頼や尊敬を得ており、チームの一員として貢献しています。

大谷投手がチームとの関係を良好に保ちながら、自分の能力を最大限に発揮できれば、イチロー氏のWARを超える日も近いかもしれません。

私は大谷投手の活躍を応援しています。

彼は日本人選手の中でも、歴史的な偉業を成し遂げています。

彼の二刀流というスタイルは、野球の世界に新しい風を吹き込んでいます。

彼はメジャーリーグのファンだけでなく、日本のファンや世界のファンにも感動や興奮を与えています。

彼は野球の歴史に名を刻むでしょう。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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