こんにちは。今回は、メジャー取材歴28年のMLBアナリスト古内義明氏が、大谷翔平選手のドジャース移籍について語った内容について、詳しく解説していきます。
大谷翔平のドジャース移籍とは
2023年12月に、エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平選手は、史上最高額の10年総額7億ドル(約1015億円)でドジャースと契約合意に達しました。
この契約には、以下のような特徴があります。
- オプトアウトは含まれていない。つまり、大谷は10年間ドジャースに所属することを望んでいる。
- 契約金は後払いである。つまり、大谷は引退後も分割して支払われることになる。
これらの契約内容は、大谷のドジャースへの忠誠心と、チームの補強に協力する姿勢を示しています。
しかし、ドジャースは本当にこの契約で得をするのでしょうか?古内義明氏は、その可能性が高いという見解を示しています。
古内義明氏の見解とその根拠
古内義明氏は、日本テレビ系「DayDay.」(月~金曜午前9時)に出演し、大谷のドジャース移籍について次のように語りました。
ドジャースは倒産したらこのお金、払えなくなります。ドジャースはローカル放映権料を25年総額、1兆3000億円の契約をしている。ドジャースは何もしなくてもローカル放映権が1年で520億円入ってきます。プラス観客動員数は安定していますから、お金を10年後に(球団を)つぶさずに(大谷に)お金を払える、ということですね。だから、これだけの大型契約をドジャースは結べる。たぶん、ドジャースは10年待たずして契約金を支払うことができますね。
古内氏の言う通り、ドジャースはメジャーで最も豊かな球団の一つです。
ローカル放映権料だけでなく、観客動員数もメジャーでトップクラスで、2023年シーズンは約384万人を記録しました。
さらに、大谷の加入によって、チケットやグッズの売上も増えると予想されます。
古内氏は、ドジャースの年間観客動員数が400万人に達する可能性があるとも言っています。
つまり、ドジャースは大谷に支払う契約金を十分に稼ぐことができるのです。
また、契約金が後払いであることも、ドジャースにとってはメリットです。
なぜなら、契約金を一括で支払うと、メジャーのルールである「競合バランス税」(ラグジュアリータックス)の対象となり、税金がかかるからです。
しかし、契約金を分割して支払うことで、その税金を回避することができます。
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大谷翔平契約ドジャースお得まとめ
大谷翔平選手のドジャース移籍は、両者にとってお得な契約と言えます。
大谷は自分の望むチームでプレーすることができ、ドジャースは収益を増やしながら契約金を支払うことができます。
古内義明氏は、この契約についての見解を根拠を持って説明しました。
彼の分析は、野球ファンにとって興味深いものでした。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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