大谷翔平のMVP受賞の可能性を徹底分析!DH専任でアクーニャを超えるにはどうすればいいのか?

こんにちは。今回は、メジャーリーグの話題についてお届けします。

2024年のMLBシーズンが近づいてきましたが、皆さんはどの選手に注目していますか?

私は、日本人選手の中でも特に、ドジャースに移籍した大谷翔平に興味があります。

彼は、昨年、ナ・リーグで圧倒的な成績を残して、満票でMVPに輝きました。

しかし、今季は、右肘の故障の影響で、投手としての出場はなく、打撃に専念することになりました。

これは、彼のMVP受賞の可能性にどのような影響を与えるのでしょうか?

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目次

DH専任はMVP受賞のハンデになる?

引用元:スポーツナビ

まず、DH(指名打者)としての出場が多い選手がMVPになるのは、非常に難しいということを知っておく必要があります。

過去のMVP受賞者の中で、最もDHとしての出場率が高かったのは、1979年のドン・ベイラーです。

彼は、エンゼルスを初の地区優勝に導いた功労者として、36本塁打、リーグトップの139打点を記録しました。

しかし、彼は、外野手としても97試合に出場し、DHとしては65試合だけでした。

つまり、DHの出場率は40%に過ぎませんでした。

DHとしての出場率が50%以上の選手がMVPになったことは、一度もありません。

95年に打率.356で首位打者、113打点もリーグ4位だったエドガー・マルティネスはMVP投票で3位でした。

彼は、DHとして145試合に出場し、守備に就いたのはわずか5試合でした。

また、「史上最強のDH」として名を馳せたデビッド・オルティスも、54本塁打、137打点の打撃二冠王に輝いた2006年で投票3位でした。

彼は、DHとして151試合に出場し、守備に就いたのは10試合でした。

このように、フルタイムのDHだと、MVPになるのはほぼ不可能と言っても過言ではありません。

では、なぜDHはMVPになりにくいのでしょうか?

その理由は、守備に就かないことにあります。

DHは、打撃専門となるため、守備面での貢献度がゼロとなります。

近年のメジャーのMVP投票で重要視されるようになっている指標「WAR」(勝利に貢献した度合いを表す統計値)の計算式でも、DHは一律にマイナス評価を下されます。

つまり、守備に就く野手よりもはるかに良い成績を残さない限り、同等の価値を認められないのです。

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大谷はどのくらいの成績が必要か?

引用元:Yahoo!ニュース

例えば、昨年の大谷は、OPS(出塁率と長打率の合計)1.066という驚異的な数字を残しました。

これは、リーグ1位でした。

しかし、打者としてのWARは6.6でした。これは、リーグ5位でした。

なぜなら、彼は、DHとしての出場がほとんどだったからです。

また、彼は、脇腹の故障の影響で、9月4日以降は欠場し、年間の出場試合数は135試合でした。

これは、他のMVP候補と比べても少ない方でした。

もし、彼が故障せずに、150試合に出場していたら、本塁打は49本になり、WARも7.7になっていたと推定されます。

これは、リーグ3位のフレディ・フリーマンと同じくらいの数値です。

しかし、それでも、リーグ1位のロナルド・アクーニャ(8.3)や、リーグ2位のムーキー・ベッツ(8.3)には及びません。

彼らは、打撃だけでなく、守備や走塁でも高い評価を得ていたからです。

今季は、投手としての出場がなく、さらにDH専任起用となる以上、大谷は、それこそ三冠王になるくらいの圧倒的な打撃成績を残さない限り、MVP受賞は難しいでしょう。

しかも、ナ・リーグには、ライバルとなる強打者たちがひしめいています。

前述のオッズで1位となったアクーニャは、昨年にメジャー史上初となる「40本塁打・70盗塁(41本、73盗塁)」を達成し、打率も.337で2位となり、大谷と同じく満票でMVPに輝きました。

投票で次点だったベッツ(打率.307、39本、107打点)もWARはアクーニャと同ポイントの8.3でした。

3位はドジャースのフレディ・フリーマン(.331、29本、102打点)で、54本塁打、139打点で二冠王であったマット・オルソン(ブレーブス)ですら、MVP投票は4位止まりだったほどの激戦模様でした。

なお、4人の並びはWARの数値そのままの順位であり、大谷は打撃成績のみであれば5番手となります。

全員が今季も同程度の成績であれば、MVPの最終候補にすら残れないでしょう。

では、大谷が今年もMVPになるにはどのくらいの成績が必要でしょうか。三冠王は打率面で厳しそうですが、ナ・リーグでは22年間出ていない60本塁打の大台に届けば、相当大きなインパクトを与えられるでしょう。

もしくは、これまで例のない50本塁打&25盗塁はどうでしょうか。

昨年も44本、20盗塁だったので、こちらは現実味がありそうです。

それに加えてOPSも1位になれば、DHであっても受賞の可能性は出てくるのではないでしょうか。

※おすすめ記事!【完全版】大谷翔平選手の学生時代!はコチラ

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大谷翔平MVP可能性まとめ

リーグをまたいでの2年連続MVPは過去に誰もやってのけておらず、ハードルは非常に高いです。

けれども大谷ならば、軽々と超えてしまいそうな気もします。

彼は、昨年のMVP受賞の際に、「来年もMVPを狙っていきたい」と宣言しました。

その言葉に嘘はなさそうです。

彼は、自分の限界を知らない選手です。

今季も、彼の活躍に期待しましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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