2025年シーズン、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手がいよいよ「本格二刀流」復活へと歩みを進めています。
今季6月16日にマイナーでの登板を経ずにメジャーのマウンドに立った大谷投手は、球数を制限しながらも驚異の101.7マイル(約163.6キロ)を計測。
異例の調整過程を踏みつつ、着実にエースとしての役割を担いつつあります。
その大谷起用の全貌を、ドジャースのブランドン・ゴームズGMが明かしました。
この記事では、ポストシーズンを見据えた投手起用の方針や、DHとの両立、今後のイニング数の増加など、気になるポイントを網羅的に解説します。
大谷翔平の球速は右肘に負担をかけていないのか?
6月28日のロイヤルズ戦で、メジャー自己最速となる101.7マイルを記録した大谷翔平。
その圧巻の投球に対して懸念されるのが、右肘への負担です。
しかしゴームズGMは
「現在の球速は彼にとって自然なもの」
と明言。
無理して球速を上げているわけではなく、
「強いメカニクス(投球フォーム)」
によって生まれている結果だと語っています。
また、球速を制限する方針も現段階では設けられておらず、むしろ
「彼の自然な状態」
を尊重しながら進めているとのことです。
今後、大谷翔平の投球イニングはどのように増やしていくのか?
ドジャースは現在、大谷を
「ピギーバック方式(第2先発を用意する方法)」
で運用していますが、ゴームズGMによれば、今後はこの体制を段階的に解消していく計画とのこと。
目標は
「大谷翔平が単独で5〜6回を投げ切る通常の先発投手の形」
へと戻すこと。
そのために、登板後には本人との綿密なコミュニケーションをとりながら、無理のない範囲でイニング数を増加させていくとしています。
大谷翔平が7回・8回まで投げることは可能なのか?
気になるのは、
「どこまで投げられるか」
という点です。
これに関してもゴームズGMは
「健康と状態が第一」
と強調した上で、
「可能性はあるが、その都度様子を見ながら判断していく」
と慎重な姿勢を示しました。
最大の目標は
「ポストシーズンでしっかり投げられる状態であること」。
このゴールを最優先に、シーズン後半戦の運用が決定されていく方針です。
ポストシーズンも大谷翔平は先発投手専念?救援や野手起用の可能性は?
2025年のドジャースにおける大谷翔平の役割は明確です。「DH」と「先発投手」のみ。
それ以外の野手起用や救援登板の予定は一切なく、これにより大谷自身の身体的な負担の最小化を図っています。
投打の両立を図る中でも、
「無理のない範囲で最大限のパフォーマンスを発揮できる配置」
が徹底されているのです。

登板間隔や休養日も柔軟に対応?大谷翔平のコンディション管理とは
後半戦初登板はオールスター明けの7月21日、ツインズ戦。
中8日という余裕を持ったスケジュールが組まれた背景には、
「リフレッシュした状態で登板させる」
という明確な意図があります。
また、今季ここまでわずか2試合しか欠場していない大谷に対して、後半戦の休養についても
「本人の要望次第で柔軟に対応する」
とのこと。
ゴームズGM、ロバーツ監督、そして大谷自身の3者で継続的に話し合いながら、最適なスケジュールが組まれていきます。
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大谷翔平二刀流完全復活起用プランまとめ
大谷翔平の二刀流復活は、まさにチーム全体で慎重に設計されたプロジェクトです。
球速やイニング数を段階的に引き上げつつ、最大の目標は「ポストシーズンで最高の状態で投げること」。
DHとの両立や休養日の調整を通じて、無理なく投打のパフォーマンスを発揮するための体制が整えられています。
今後も、ゴームズGMの言葉どおり「無理をせず、段階的に」、大谷翔平の完全復活が近づいていくことでしょう。
よくある質問(Q&A)
Q1:大谷翔平の球速が高すぎて右肘が心配ではありませんか?
A:ゴームズGMによれば、現在の球速は「無理なく自然に出ているもの」とのこと。フォームも安定しており、負担にはなっていないと考えられています。
Q2:大谷は今後何回まで投げるようになるのですか?
A:現在は5回前後ですが、徐々に6回、7回と伸ばしていく方針です。最終的にはピギーバックなしで通常の先発投手の役割を担う予定です。
Q3:ポストシーズンではリリーフ登板や野手出場もある?
A:いいえ。大谷は「先発投手とDH」に完全に専念する方針で、救援や野手起用はありません。
Q4:休養日はどう決めているのですか?
A:本人との相談を最優先に、必要と感じたタイミングで柔軟に設定されています。体調や疲労度に応じて適切に調整されていきます。
Q5:ピギーバック体制はいつまで続く予定ですか?
A:段階的に解除していく方針で、最終的には単独での先発起用が目標とされています。