大谷翔平選手のペップトークとは?その効果と意味を解説します!

こんにちは。今回は、2023年に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表として活躍した大谷翔平選手のペップトークについて、その内容と効果と意味を解説します。

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目次

ペップトークとは?

引用元:NHKニュース

ペップトークとは、アメリカのスポーツ界が発祥の声かけで、ロッカールームの中で監督やキャプテンが選手を激励して試合に送り出すスピーチのことです。

ペップ(PEP)とは、「元気・活気」という意味で、人のやる気を引き出すことができます。

ペップトークには型があり、「受容→承認→行動→激励」という流れで進んでいきます。

それぞれの意味は以下の通りです。

  • 受容:相手の気持ちや状況を理解して共感すること
  • 承認:相手の努力や成果を認めてほめること
  • 行動:相手に具体的な目標や方法を示すこと
  • 激励:相手に勇気や自信を与えること

ペップトークは、相手を勇気づけて、やる気を引き出すことができる声かけです。

最初は4つすべてを言うのは難しいかもしれませんが、「受容」と「承認」を使うだけでも、相手の心は満たされます。

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大谷翔平選手のペップトークの内容

引用元:スポーツナビ

ペップトークの例の中でも有名なのが、2023年のWBCで大谷翔平選手がロッカールームで話したスピーチです。

その内容は以下のようになっています。

「僕からは1個だけ。憧れるのをやめましょう。ファーストにゴールドシュミットがいたりとか、センター見たらマイク・トラウトがいるし、外野にムーキー・ベッツがいたりとか。まあ野球やっていれば誰しもが聞いたことがあるような選手たちがやっぱりいると思うんですけど。今日1日だけは、やっぱ憧れてしまったら超えられないんでね。僕らは今日超えるために、やっぱトップになるために来たので。今日1日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えて行きましょう。さあ行こう!」

このスピーチは、「受容→承認→行動→激励」で進んでいます。それぞれを解説していきますね。

受容

まず冒頭で、「大リーグの有名選手に憧れてしまう」というチームメイトの気持ちを受容しています。

日本とアメリカの戦力は同等と言われているとはいえ、やはり日本人選手にとって、アメリカでプレーすること自体が「憧れ」であり、そこでプレーしている選手たちも「憧れ」であることは間違いありません。

でもその憧れをやめないと、超えていけないので、ここで選手の気持ちを受容しています。

承認

「僕らは今日超えるために、やっぱトップになるために来た」とこれまでがんばってきた努力を承認しています。

自分たちの力を承認しているというか。日本はWBCで3回優勝しており、トップの座を目指していることを改めて認識させています。

行動

「今日1日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えて行きましょう」と具体的にどう行動すべきか伝えています。

憧れを捨てる、勝つことだけを考える。

ダルビッシュ選手がコメントで、大谷選手は大会前から日本チームで優勝することしか考えていなかったと話しています。

激励

「さあ行こう!」とこれから戦いに出るチームメイトを激励しています。

上がるし、締まりますよね!

ヌートバー選手は日本チームが「さあ行こう!」とよく言っていたからと、最初の方で覚えた日本語が「さあ行こう!」だったそうです。

※おすすめ記事!【完全版】大谷翔平選手の学生時代!はコチラ

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大谷翔平ペップトークまとめ

大谷翔平選手のペップトークは、チームメイトの気持ちを一つにし、自信を高め、やる気を引き出すという、ペップトークの目的を見事に達成したスピーチでした。

彼は自分の言葉と行動と存在で、チームを勝利に導きました。彼は日本の誇りとなりました。

この記事では、大谷翔平選手のペップトークについて、その内容と効果と意味を解説しました。

ペップトークは、相手の気持ちを受容し、努力を承認し、目標を示し、勇気を与えるという、4つの要素で構成されています。

ペップトークは、スポーツだけでなく、仕事や勉強や人生にも役立つ声かけです。

あなたもペップトークを使って、自分や周りの人を元気にしてみませんか?

最後までご覧いただきありがとうございました!

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