スポーツライターの吉井妙子さんが、日本を代表するトップアスリートの親にインタビューした本「天才を作る親たちのルール」を読んでみました。
この本は、親がしたことやしなかったこと、子供の本気に向き合う覚悟や教育方針など、12家族から見える天才の作り方を紹介しています。
天才という言葉に違和感を感じる方もいるかもしれませんが、この本では、天才とは生まれつきではなく、親の接し方や環境によって育てられるものとしています。
この記事では、本の内容を要約し、感想を述べたいと思います。
大谷翔平「子供の本気に向き合う”覚悟”」
野球の大谷翔平選手の父親は、子供の頃から野球に夢中だったと言います。
しかし、小学校の時には、野球の練習に行きたくないと言って泣いたこともあったそうです。
その時、父親は「やめてもいいけど、自分で決めるんだよ」と言って、子供に選択肢を与えました。
その結果、大谷選手は野球を続けることを決めました。
父親は、子供の本気に向き合う覚悟を持っていたと言います。
また、父親は、子供の野球に関する質問には、常に答えるようにしていました。
その際、自分の意見や経験を押し付けるのではなく、客観的な事実やデータを示して、子供に考えさせるようにしていたそうです。
父親は、子供の自主性や判断力を尊重していたと言えます。
宇佐美貴史「3兄弟の末っ子でやっと見つけた”教育方針”」
サッカーの宇佐美貴史選手の母親は、3人の息子のうち、末っ子の宇佐美選手だけがサッカーに熱中したと言います。
母親は、長男と次男には、勉強や習い事をさせていましたが、宇佐美選手には、自由に遊ばせていました。
母親は、3人の子供の性格や好みが違うことに気づき、一概に同じ教育方針をとるのではなく、子供に合わせて変えるようにしたと言います。
また、母親は、宇佐美選手がサッカーに打ち込む姿を見て、自分のやりたいことを見つけたことを喜んでいました。
母親は、子供の個性や夢を応援していたと言えます。
石川佳純「”天才肌”の娘をやる気にさせる方法」
卓球の石川佳純選手の母親は、娘が幼い頃から卓球の才能を見せていたと言います。
しかし、娘は練習が嫌いで、よくサボったり泣いたりしたそうです。
母親は、娘をやる気にさせる方法として、練習の成果を褒めたり、目標を設定したり、楽しいことを約束したりしました。
母親は、娘の気持ちを理解し、励まし続けたと言います。
また、母親は、娘が卓球以外のことにも興味を持つように、ピアノや英語などの習い事をさせていました。
母親は、娘のバランス感覚やコミュニケーション能力を高めるようにしたと言います。
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大谷翔平天才を作る親たちのルールまとめ
以上が、スポーツライター吉井妙子さんの書籍「天才を作る親たちのルール」についての内容の要約でした。
この本は、トップアスリートの親のインタビューを通して、天才を育てるためのヒントや教訓を教えてくれます。
親としては、子供の才能や夢を見つけてあげたいと思うものですが、それは簡単なことではありません。
この本は、親と子の関係や教育のあり方について、考えさせられる一冊です。
私は、この本を読んで、自分の子供に対する接し方や考え方を見直すきっかけになりました。
スポーツに興味のある方はもちろん、子育てに悩む方や教育に関心のある方にも、おすすめの本です。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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