こんにちは。今回は、ド軍首脳陣の「調整一任」に見えたリスクについてお伝えします。
大谷の調整は自己判断に任せられている
ドジャースのキャンプが始まってから、大谷は「ライブBP(実戦形式の打撃練習)」に参加する予定でしたが、実際にはフリー打撃や屋内調整に切り替えたり、全く行わなかったりと、自分の体調や感覚に合わせて調整しています。
デーブ・ロバーツ監督は、大谷の判断を尊重し、どちらを選択しても問題ないと発言しています。
大谷は22日(同23日)のオープン戦初戦パドレス戦からの数試合は欠場し、週明けから出場し始める見通しだということです。
ロバーツ監督は、
「彼は誰よりも自分の体をよく知っている。我々は学んでいるところ。出場する準備ができたと感じたら、プレーするだろう」
と述べています。
以前と同じパターンに潜む危険性
この「調整一任」は、昨季まで在籍していたエンゼルス時代にも見られたパターンです。
当時のジョー・マドン監督と大谷が話し合い、シーズンの出場可否は大谷の意向が尊重される形になりました。
それ以降、大谷が「大丈夫」と言えば、出場できる環境だったのです。
結果として、大谷は二刀流として覚醒し、歴史的なシーズンを過ごしました。
しかし、その裏には、夏場に度重なる「けいれん」など複数の兆候があったにもかかわらず、出場を続けたことがありました。
肉体は限界を迎え、回復力は落ち、右肘じん帯損傷、手術となった結末と無関係だったとは言えないでしょう。
育成段階だった日本ハム時代、当時の栗山英樹監督の徹底した管理が、今の礎を築いたのは疑うまでもありません。
選手にとって自ら欠場する決断を下すのは、何よりも難しいことの一つです。
今後を考えれば、ロバーツ監督には
「翔平に関しては我々が全て管理している」
くらいは言い切ってほしかったところです。
時に制止することも首脳陣の責任です。
一任ではあっても、「放任」では不幸な悲劇を招きかねないのです。
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大谷翔平調整一任まとめ
ドジャースの大谷翔平選手は、自分の体調や感覚に合わせて調整を行っています。
これは昨季まで在籍していたエンゼルス時代にも見られたパターンで、二刀流として覚醒した一方で、肉体的な限界を超えてしまった可能性があります。
今季はド軍首脳陣が大谷の調整を適切にサポートし、健康に気を配ってほしいと思います。
大谷の二刀流は、野球ファンにとって最高のエンターテイメントです。
そのためには、大谷自身だけでなく、周囲の協力も必要です。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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