食塩無添加とは？そのメリットと注意点について徹底解説！

2023年9月23日2023年11月15日

食塩無添加という表示を見かけたことはありませんか？

食塩無添加とは、食品の製造過程や加工・保存の目的で、食塩や食塩に代わる醤油やウスターソースなどを一切使用していないことを指します。

食塩無添加の表示は「無添加強調表示」と呼ばれ、食品の品質を保持するために使用されます。

食塩無添加のメリット

食塩無添加のメリットは、主に以下の3つです。

塩分摂取量を抑えることができる。日本人の平均的な塩分摂取量は10g以上と言われていますが、世界保健機関（WHO）の推奨量は5g以下です。高血圧や心臓病、脳卒中などの生活習慣病の予防には、塩分摂取量を減らすことが重要です。食塩無添加の商品を選ぶことで、塩分摂取量を抑えることができます。
素材の味を楽しむことができる。食塩や醤油などの調味料は、食品に風味や旨味を与えますが、同時に素材本来の味を隠してしまうこともあります。食塩無添加の商品では、素材そのものの味を楽しむことができます。また、自分で好みの調味料を加えることで、オリジナルの味付けを楽しむこともできます。
健康に対する意識が高まる。食塩無添加の商品を選ぶことは、自分の健康に対する意識を高めることにもつながります。食塩無添加だけでなく、他の食品添加物や栄養成分にも目を向けるようになります。健康的な食生活を送るためには、自分が何を食べているかを知ることが大切です。

食塩無添加の注意点

食塩無添加にはメリットがありますが、注意点もあります。以下に注意すべき点を挙げます。

食塩無添加とは、塩分が全く含まれていないという意味ではありません。食品の原料そのものに含まれる食塩やナトリウムは入っています。例えば、チーズやハムなどは元々塩分が高いです。また、野菜や果物などにも微量ながらナトリウムが含まれています。したがって、食塩無添加でも必要以上に摂取しないように注意する必要があります。
食塩無添加でも他の食品添加物が使用されている場合があります。食塩無添加と表示されている商品でも、着色料や保存料、甘味料など他の食品添加物が使用されている場合があります。これらの食品添加物には、アレルギーや発がん性などの健康リスクが指摘されているものもあります。食品添加物の使用量や種類には規制がありますが、安全性については十分な研究がされているとは言えません。食品添加物の使用を避けるためには、原材料名や栄養成分表をよく確認することが大切です。
食塩無添加だからといって、過剰に摂取することは避けるべきです。食塩無添加の商品を選ぶことで、塩分摂取量を抑えることができますが、それだけでなく、カロリーや脂質、糖質などの摂取量にも注意する必要があります。食塩無添加だからといって、過剰に摂取することは、肥満や糖尿病などの生活習慣病のリスクを高めることになります。食塩無添加の商品を選ぶ場合でも、バランスの良い食事を心がけることが重要です。