なぜ“1球も投げていない男に12年3 2500万ドル”と批判されたのか？
2023年オフ、山本由伸投手はポスティング制度を通じてメジャー挑戦。
所属元のオリックス・バファローズからの移籍後、ロサンゼルス・ドジャースが投手史上最高額となる12年総額3億2 500万ドル（約495億円）の大型契約を結びました。
当時、MLBでの実績が無かったため、多くのファンや関係者が
「なぜ実績ゼロに近い投手にこれほどの金額を投じるのか？」
と懐疑的な視線を向けていました。
中でも、元MLB選手のジョシュ・レディック氏はX（旧Twitter）で
「MLBで1球も投げていない男になぜ3億2500万ドルも払うのか？」
と投稿。
ファンの反発を一時的に呼びました。
山本由伸はなぜ「価値がある」と言われるのか？
2024年にMLBデビューを果たした山本ですが、2025年シーズンには30試合に登板して12勝8敗、防御率2.49という安定的な成績を残しています。
そして迎えた2025年のポストシーズン。
ワールドシリーズ第2戦（日本時間10月26日）で山本は先発し、9回1失点・8奪三振・完投勝利を達成。
これは、プレーオフで2試合連続完投という、24年ぶりの偉業でもあります。
このように “結果” を積み重ねることで、
「なぜこの契約額なのか」
が明確に証明されつつあります。
ワールドシリーズ第2戦で見せた“貫禄”とは？
・対戦相手は、アメリカンリーグ王者のトロント・ブルージェイズ。
・彼は4安打・1失点・8奪三振・無四球・105球という内容で完投。日本人投手としてWSでの完投は極めて稀です。
・この登板により、「ポストシーズンで完投を2試合連続」という記録に並びました。
・これにより、契約当時に語られた“懐疑”はファンから“反論”の声に変わり、「今夜の投球がドジャースが大金を払った理由だ」という書き込みもSNS上で多数見られました。
なぜこのタイミングで「0期契約だった」と蒸し返されるのか？
・契約直後、「1球も投げていない男に大金」という投稿が注目されたため、山本が結果を出すたびにその投稿が再び話題になります。
・つまり、山本の好投が進むほど、「契約額の正当性」が浮き彫りになり、その論点が再燃する構図です。
・ファンからは、「レディック氏の投稿削除していないのが逆に痺れる」という反応もあり、SNS的な“皮肉”もこの契約劇に一種のドラマを加えています。
山本由伸495億円契約証明まとめ
山本由伸は、“1球もメジャーで投げていない男”という批判的な視点から、今や「なぜこの契約額なのか」が結果によって説明できる投手へと変貌を遂げています。
ワールドシリーズという大舞台で圧巻の完投を披露したことで、その価値は数字以上にファンの記憶に刻まれました。
今後も「大型契約を証明し続ける男」として、彼の1球1球に注目が集まりそうです。
※大谷翔平選手やドジャースの最新情報発信！ショウタイムズはコチラ
Q＆A
Q1：山本由伸の契約額は本当にMLB投手史上最高額ですか？
A1：はい。12年3億2 500万ドルという契約額は、少なくとも2023‐24年時点で投手としては過去最高額と報じられています。
Q2：なぜ「1球も投げていない」という批判が出たのですか？
A2：メジャー移籍直後だったため、MLBでの登板実績がほぼゼロの状態で巨額契約が結ばれたことから、実績と対価のギャップを指摘する声が上がったためです。
Q3：今回のワールドシリーズでの登板成績はどのようなものですか？
A3：9回1失点、8奪三振、4安打、無四球、105球という内容で、完投勝利を収めました（ワールドシリーズ第2戦・ブルージェイズ戦）。
Q4：今後、この契約が「成功」だったと言われるには何が必要ですか？
A4：契約期間12年という長期契約なので、安定的な成績の継続、ポストシーズンでの勝利数、故障少なめでローテーションを守ること、そして契約額を正当化する実績を残し続けることが重要です。
Q5：ファンの反応として「皮肉」が生まれているのはなぜですか？
A5：契約直後の懐疑的な声と、今まさにその批判を覆す形で山本が活躍している構図が成立しており、それを“誰が正しかったか”という文脈でファンがSNS上でネタにしているためです。
