こんにちは。今回は、ドジャースの山本由伸投手と、かつてレッドソックスで活躍した岡島秀樹元投手の独特な投球フォームについて、米メディアの反応や評価を紹介しながら、両者の共通点や違いを分析していきたいと思います。
山本由伸は「あっちむいてホイ投法」で打者を惑わす
ドジャースの山本由伸投手(25)は、春季キャンプで初めて実戦形式の打撃練習「ライブBP」に登板しました。
MVP経験者のベッツとフリーマンら主力クラスの打者6人に28球を投げ、安打性の打球は1本のみという圧巻の投球を見せました。
この「初実戦」で話題になったのが、山本の投球フォームです。
18日の米ジャストベースボールは
「制球力と球も動きもさることながら、投球フォームの特異さが打者をさらに悩ませる。投球板から深く沈み込み、いったん静止するような間があって、そこから体が前に出て来るとき、まるで三塁走者をけん制するかのように顔が右を向くという独特な動きをするのだ」
と評しました。
米大手スポーツサイトのジ・アスレチックも
「(打席に立った)フリーマンは、特異な投球フォームのせいで球種を捉える難しさを指摘した。投球モーションの静止と、顔の向きを変えるという組み合わせが、どの球が来るのかを読む能力をこんがらがらせる。それがスイングのタイミングに影響してしまう」
と報じ、
フリーマンの
「慣れないタイプだ。しかも、そこから狙ったコースにきっちり投げ分けられる。打者は慣れるまで戸惑うな」
とのコメントを紹介しました。
このように、山本の投球フォームは「あっちむいてホイ投法」と呼ばれ、打者の目を欺く効果があると言われています。
この投法は、リリースの瞬間に顔を右に向けることで、打者に投げる方向や球種を予測させないようにするものです。
山本は、この投法を小学校の頃から続けており、自然に身についたものだと語っています。
岡島秀樹は「ノールック投法」でメジャーを震撼させた
山本よりもさらに極端な「あっちむいてホイ投法」で一世を風靡(ふうび)したのは、岡島秀樹元投手です。
岡島は、リリースの瞬間に下を向く投球フォームでメジャーの大砲たちを「怖すぎる」と震撼(しんかん)させました。
岡島は、メジャー1年目の2007年、レッドソックスで66試合に登板。
3勝2敗、5セーブ84ホールド、防御率2・22と大活躍しました。
同年のポストシーズンも8試合で防御率2・45とフル回転し、ワールドシリーズ優勝の立役者となりました。
岡島の投球フォームは「ノールック投法」と呼ばれ、打者に投げる方向や球種を予測させないだけでなく、投げるタイミングもずらすことで、打者のリズムを崩す効果がありました。
岡島は、この投法を高校の頃から続けており、自分の感覚で投げるものだと語っています。
山本由伸と岡島秀樹の共通点と違い
山本由伸投手と岡島秀樹元投手は、独特な投球フォームでメジャーを驚かせたという点で共通していますが、その投法の仕組みや効果には違いがあります。
ここでは、両者の投球フォームの共通点と違いを比較してみましょう。
共通点
- リリースの瞬間に顔を右に向けることで、打者に投げる方向や球種を予測させない
- 投球モーションに静止や間があることで、打者のリズムを崩す
- 投球フォームは自然に身についたもので、意識的に変えることはない
違い
- 山本は顔を右に向けるときに三塁走者をけん制するかのような動きをするが、岡島は下を向く
- 山本は投球板から深く沈み込むが、岡島は投球板に近づく
- 山本は投球モーションの静止や間があるときに顔を右に向けるが、岡島はリリースの瞬間に顔を下に向ける
- 山本は主にカーブやスライダーなどの変化球を投げるが、岡島は主にフォークやシンカーなどの落ちる球を投げる
山本由伸は岡島秀樹の後継者となれるか
山本由伸投手と岡島秀樹元投手は、独特な投球フォームでメジャーを驚かせた日本人投手という点で、比較されることが多いです。
しかし、両者の投法の仕組みや効果には違いがあります。
山本は、岡島の後継者と呼べるのでしょうか。
私は、山本は岡島の後継者というよりも、独自の道を切り開く存在と考えています。
山本は、岡島とは異なる投球スタイルや球種で、打者を惑わせることができます。
また、山本は、岡島よりも若くしてメジャーに挑戦し、ドジャースという強豪チームで活躍するチャンスを得ています。
山本は、岡島の偉業に追いつくだけでなく、超える可能性も秘めていると思います。
もちろん、山本にはまだ課題もあります。
山本は、メジャーの打者に対して、自分の投球フォームの効果をどれだけ発揮できるかが問われます。
また、山本は、メジャーの長いシーズンに耐えられるか、故障や不調に見舞われないかが心配です。
山本は、メジャーで成功するためには、自分の投球フォームを維持するだけでなく、さらに磨きをかける必要があると思います。
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山本由伸あっちむいてホイ投法まとめ
今回は、ドジャースの山本由伸投手と、かつてレッドソックスで活躍した岡島秀樹元投手の独特な投球フォームについて、米メディアの反応や評価を紹介しながら、両者の共通点や違いを分析しました。
山本は、岡島の後継者というよりも、独自の道を切り開く存在と考えています。
山本は、メジャーで成功するためには、自分の投球フォームを維持するだけでなく、さらに磨きをかける必要があると思います。
いかがでしたか?
この記事が、山本由伸投手と岡島秀樹元投手の投球フォームに興味を持っている方にとって、有益な情報になったら嬉しいです。
もし、この記事に対して感想やコメントがあれば、ぜひお聞かせください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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