こんにちは。ドジャースの山本由伸投手が、メジャーリーグでの登板で握りが見えるという報道で話題になっています。
しかし、それは彼の弱点ではなく、むしろ強みだと言えるのです。
なぜなら、彼は故意に握りを見せて、相手を惑わせる戦術を使っているからです。
この記事では、山本投手の握りが見えるという話題の真相と、彼の賢さとしたたかさについて解説します。
山本由伸の握りが見えるという話題の真相
山本由伸投手は、2月28日に行われたレンジャーズ戦で、オープン戦初登板を果たしました。
2回を投げて1安打3奪三振無失点と好投しましたが、その際にセンターからの中継カメラの映像で、グラブの中の握りが丸見えだったということが、米メディアによって報じられました。
これに対して、ドジャースのマーク・プライアー投手コーチは、
「NPBではそれほど積極的ではないようだが、ほぼすべてのチームが何らかの形で取り入れている。注意を払わねばならない」
とコメントしました。
彼は、メジャーではクセの分析が当たり前で、
「ゲームの一部」
となっており、自分たちのチームで見つかった場合は、直ちに修正に努めると語りました。
日本のメディアも
「由伸にメジャーの洗礼」
と大騒ぎしましたが、当の本人は
「今はあまり気にしていない。シーズンが近くなってきたら修正するかもしれないけど」
とどこ吹く風でした。
山本由伸の握りが見えるのは故意?逆手に取る賢さとしたたかさ
では、山本投手は本当に握りが見えることを気にしていないのでしょうか?
それとも、それが彼の戦術の一部なのでしょうか?
実は、山本投手は日本でも
「後方から握りが見える」
とスコアラーの間で話題になったことがあります。しかし、クセが出るのはノーワインドアップで投げる走者がいない場面に限られ、例えセンター方向からのモニターで確認できたとしても、現行のルールでは、それを打者に伝達する行為は禁じられています。
結局、パ・リーグ5球団は最後まで攻略できませんでした。
MLBでも電子機器などを使ったサイン盗みを厳しく禁じています。
2019年にサイン盗みが発覚したアストロズには厳罰が下されました。
それでも、どんなに小さなクセからでも、攻略の糸口を見つけようとするのがメジャー式です。
次回登板までに、プライアー投手コーチと修正する可能性はあるものの、ドジャースの首脳陣はまだ知らないのではないかという声もあります。
しかし、山本投手の古巣・オリックスの厚沢和幸一軍投手コーチは、彼の賢さとしたたかさを証言しています。
「由伸の場合、クイック投法とか、やっていること全てに意味がある。あの投球フォームもそうだけど、こうだと思ったら、大きく変えることができる。由伸はとにかく賢い男。他球団に毎年研究されても、その上を行く。外からどう見られているか分かった上で、対策を立てられるのが彼の強みなんです」
と語りました。
つまり、山本投手は故意に握りを見せた上で、違う球種を投げ込むこともあり得るのです。
サイン盗みなどの「インチキ」を行う球団に対しては、逆手に取れるしたたかさも持ち合わせているということです。
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山本由伸握り見えるまとめ
山本由伸投手は、ドジャースのローテーション入りを目指しています。
彼は、昨年のWBCで日本が世界一に輝いたメンバーの一人でもあります。
彼の持ち味は、最速156キロの直球と、鋭く落ちるスライダー、カーブ、チェンジアップなどの多彩な変化球です。
また、彼は、投球フォームやリリースポイントを変えたり、クイック投法やスローモーション投法などの変則投法を駆使して、打者のタイミングを外すことができます。
山本由伸投手の握りが見えるという話題は、彼の快進撃の序章に過ぎません。
彼は、メジャーの舞台で、自分の力を存分に発揮することでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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