なぜロバーツ監督は「まるで2人の人間」と表現したのか?
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手(31)が、10月4日(日本時間5日)に行われたナ・リーグ地区シリーズ第1戦で、ポストシーズン史上初となる「1番・投手兼DH」での先発出場を果たしました。
敵地フィラデルフィアでフィリーズを相手に6回3安打3失点9奪三振の力投を見せ、見事PS初登板初勝利を挙げました。
打撃では4打数無安打4三振と結果は出なかったものの、試合後にロバーツ監督は
と、投打を完全に切り分けて戦った大谷の集中力とメンタリティを高く評価しました。
という言葉を引き合いに出し、
と称賛。
歴史的な舞台で二刀流を貫いた大谷の姿勢は、まさにMLB史に残るものでした。
苦しい打撃内容をどう乗り越えたのか?

この日の大谷は、フィリーズ先発レンジャー・スアレスの好投の前に打撃で快音が響かず、4打数4三振に終わりました。
しかしロバーツ監督は
と述べ、打撃面での苦戦を投球に影響させなかった点を高く評価しました。
特に5回1死一、二塁のピンチでは、フィリーズ上位打線を力でねじ伏せ、勝負強さを見せました。
打撃結果が伴わなくても、チームに勝利をもたらすために役割を切り替える姿勢は、二刀流の真髄といえるでしょう。
なぜロバーツ監督は続投を選んだのか?
5回のピンチを切り抜けたあと、ロバーツ監督は大谷を続投させました。
その理由について
と説明しています。
6回まで投げ切り、結果的に5イニングを無失点で抑えたことで、チームは逆転のチャンスをつかみました。
ロバーツ監督は
と語り、エースとしての役割とチーム全体への影響を重視していたことがわかります。
歴史を塗り替えた“PS二刀流”のインパクトとは?
DH制導入後のポストシーズンで、先発投手が同時に指名打者として出場するのは史上初。
しかも1番打者として出場した例は、1918年のベーブ・ルース(レッドソックス)が6番・投手で出場して以来の歴史的快挙です。
大谷はこの試合で、ポストシーズン初登板初勝利を達成。
二刀流の可能性をポストシーズンという極限の舞台で証明しました。
ロバーツ監督は
と語り、大谷の存在がチームだけでなく野球史そのものを変えていることを強調しました。
ロバーツ監督大谷翔平1試合でまるで2人の人間まとめ
大谷翔平は、打撃で苦しみながらも投手として試合を立て直し、チームを勝利へ導きました。
ロバーツ監督の「まるで2人の人間」という表現は、彼の二刀流におけるメンタルと戦略の高さを象徴しています。
史上初の“PSリアル二刀流”で結果を残したこの一戦は、今後のMLBにおいても語り継がれる歴史的瞬間となるでしょう。
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よくある質問/Q&A
Q:大谷翔平がPSで「1番・投手兼DH」で先発出場したのは史上初ですか?
A:はい。DH制導入後のMLBポストシーズンにおいて、先発投手が1番打者として出場するのは史上初の快挙です。
Q:この試合で大谷翔平は打撃で活躍しましたか?
A:打撃では4打数無安打4三振と結果は出ませんでしたが、投手として6回3失点9奪三振と好投し、勝利投手になりました。
Q:ロバーツ監督が続投を選んだ理由は?
A:試合が進むにつれて投球内容が向上していたため、最も信頼できる選択肢として6回まで任せたと説明しています。
Q:この歴史的な試合はどのような意味を持ちますか?
A:大谷翔平が二刀流でポストシーズンの先発マウンドに立ち、勝利を収めたことは、MLB史上に残る前例のない出来事であり、野球界全体に大きな影響を与えると考えられます。