なぜ大谷翔平の二刀流復活はこれほど注目されたのか?

ドジャースはブルージェイズとの激闘を制し、球団史上初となる2年連続のワールドシリーズ制覇を達成しました。
その中心にいたのが大谷翔平選手です。
打者として打率.282、55本塁打、102打点、20盗塁、OPS1.014という驚異的な成績を残し、さらに投手としても右肘側副靭帯損傷からの復帰後、14先発で1勝1敗、防御率2.87、WHIP1.04、62奪三振を記録しました。
まさに投打両面でチームを支えたシーズンとなりました。
大谷翔平はどのようにして“完全復活”を果たしたのか?

復帰への道は決して順調ではありませんでした。
春季キャンプではブルペン投球こそ行いましたが、実戦形式の投球練習は一度もありませんでした。
通常ならばマイナーでの調整登板を経るところですが、打者として打線の中心を担う大谷選手にはその余裕がありませんでした。
6月16日(現地時間)のパドレス戦で投手として公式戦復帰を果たした際も、ドジャース首脳陣は再発を防ぐため、慎重に登板間隔を管理しました。
そしてチームと大谷選手が共有していた合言葉が
「10月のことを考えよう」
でした。
ゴームズGMが明かした“10月の目標”とは?
ドジャースのブランドン・ゴームズGMは、ポッドキャスト番組「The Show」で大谷選手のリハビリ過程についてこう語っています。
「何よりも10月に投げ抜くこと、その考えに基づいて積み上げていこうと話し合っていた。チームとして必要な時にピークを迎えるようにね。『シーズン最後の登板で6イニング以上投げることが大事なんだ』と全員で話し合った。ショウヘイもそれを楽しみにしていて、『僕は何でもやる』と強く主張してくれた」
この発言からも、大谷選手がチームの目標と完全に一体化していたことがうかがえます。
復帰戦からワールドシリーズまでの過程すべてが、10月に最高の状態を作り上げるための準備だったのです。
ポストシーズンで見せた“理想の到達点”とは?
大谷選手はポストシーズンで4試合に登板し、計20.1イニングを投げ、防御率4.43、WHIP1.13、奪三振率12.39を記録しました。
ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦では「3本塁打&10奪三振」という前代未聞の快挙を達成。
投打の両面でチームの勝利に直結するパフォーマンスを見せつけ、ドジャースの連覇に大きく貢献しました。
来季は制限なしの“真の二刀流”へ
ゴームズGMは
「彼が望む限り、二刀流をやり遂げると確信している。彼は信じられないことを何度でもやってのける」
とコメント。
来季はついに登板制限やリハビリの縛りがなくなる見込みです。
フルシーズンを通しての二刀流が完全復活し、MLB全体が再び“ショウヘイ・オオタニの時代”に突入する可能性が高まっています。
ドジャースGM語る大谷翔平目標まとめ
大谷翔平選手の2025年は「10月のための一年」でした。復帰直後の慎重な調整、チームと共有した“10月ピーク”という明確な目標、そしてポストシーズンでの圧巻のパフォーマンス。
ゴームズGMの言葉どおり、大谷選手は何度でも常識を覆してみせる存在です。
来季、制限のない完全二刀流でどこまで記録を塗り替えるのか。世界中のファンが注目しています。
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よくある質問/Q&A
Q1. なぜ「10月のために投げ抜く」ことが重要だったのですか?
→ チームが最も勝利を必要とするポストシーズンで最高のパフォーマンスを発揮するためです。
Q2. ゴームズGMと大谷選手の間にあった共通の目標は?
→ 「10月のことを考えよう」という考えを共有し、長期的な視野でリハビリや登板スケジュールを構築していました。
Q3. 大谷選手は今後も二刀流を続けるのですか?
→ ゴームズGMは「望む限り続けられる」と断言しており、本人の意思次第で今後も継続が期待されます。
Q4. ポストシーズンで最も印象的な試合は?
→ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦での「3本塁打&10奪三振」。史上に残る一戦でした。
Q5. 来季の大谷翔平に期待できることは?
→ 投打ともに制限なしのフルシーズンで、再び歴史的記録を更新する可能性があります。

