ドジャースは今オフ、大谷翔平投手と山本由伸投手を獲得するなど、大型補強を敢行しました。
しかし、その一方で、外野陣はどうなるのでしょうか？
メジャー通算159本塁打のテオスカー・ヘルナンデスが加入したことで、外野のポジション争いはさらに激化しそうです。
MLB公式サイトのドジャース番を務めるフアン・トリビオ記者が、ドジャースの外野起用について分析しました。
ヘルナンデスは左右関係なくレギュラーとしてプレー
ヘルナンデスは、ブルージェイズ時代の2021年には大谷と一緒にア・リーグ代表としてオールスターにも出場した強打者です。
好条件の複数年契約を望んでいましたが、実現しなかったため、ドジャースはそのチャンスを利用して1年2350万ドル（約34億8100万円）で契約しました。
ドジャースは、ヘルナンデスが左投手を得意としていることを気に入っています。
2021年は左投手に対して打率.333、OPS1.057と圧倒的な成績を残しました。
しかし、ヘルナンデスは右投手に対しても打率.282、OPS.847と十分な数字を残しており、左右関係なくレギュラーとしてプレーすることができます。
ドジャースの外野陣は、大谷だけでなくフレディ・フリーマン、マックス・マンシー、ジェームズ・アウトマン、ジェイソン・ヘイワード、ギャビン・ラックスら左打者が在籍しています。
また、ムーキー・ベッツが二塁にコンバートとなりました。
そのため、今オフは「ドジャースの補強ポイントは外野を守れる右打者だった」とトリビオ記者は述べています。
ヘルナンデスは、右翼手としての出場が多いですが、左翼手や中堅手としても守ることができます。
トリビオ記者は、センターは昨春レギュラーを掴んだアウトマンが務めると予想しています。
アウトマンは左打者ですが、左投手に対しても打率.286、OPS.833と安定した成績を残しており、中堅のポジションで引き続き起用されるでしょう。
プラトーン起用にはヘイワードとマーゴが適任
ドジャースの外野陣は、ヘルナンデスとアウトマンだけでなく、他にも優秀な選手が揃っています。
トリビオ記者は、プラトーン起用にはジェイソン・ヘイワードとマニュエル・マーゴが適任だと考えています。
ヘイワードは、昨季右投手に対して打率.286、OPS.857と能力を発揮しました。
ベテランの外野手はクラブハウスにも完璧にフィットし、1年の再契約で呼び戻されました。
ベッツがセカンドに回るので、左投手が先発するときでもライトを務めることがあるでしょう。
マーゴは、主に左投手と対戦するときに出場するでしょう。
マーゴは、2021年にレイズからドジャースに移籍しましたが、打率.252、OPS.726と期待に応えられませんでした。
しかし、外野の3ポジションを全て守ることができるユーティリティプレイヤーとして、今シーズンどれくらいの出場機会を与えられるか注視したいところです。
バックアップとなったのが、クリス・テイラー
ドジャースの外野陣には、ヘルナンデス、アウトマン、ヘイワード、マーゴの他にも、クリス・テイラーがいます。
テイラーは、2021年12月にドジャースと4年6000万ドル（約88億8800万円）の契約延長に合意した33歳です。
テイラーは、メジャー159発のヘルナンデス獲得により「過去何シーズンか不可欠な働きをしたスーパーユーティリティの役割に逆戻りすることが濃厚だ」とトリビオ記者は指摘しています。
テイラーは、内野で少しの間出場機会を得るだろうし、ドジャースが必要とするときに信頼できる左翼手でもあります。
昨季は117試合で打率.237、15本塁打、56打点という成績でしたが、正念場のシーズンになりそうです。
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ドジャース外野どうなるまとめ
ドジャースは、大谷や山本の獲得で投手陣を強化しましたが、外野陣も見逃せません。
メジャー159発のヘルナンデスが加入したことで、外野のポジション争いはさらに激化しそうです。
ヘルナンデスは左右関係なくレギュラーとしてプレーするでしょうが、アウトマン、ヘイワード、マーゴ、テイラーらもそれぞれの役割を果たすことが期待されます。
ドジャースの外野陣は、巨大戦力を有するからこそ、外野が“飽和状態”となる贅沢な悩みを抱えています。
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