いよいよ、メジャーリーグのオープン戦がスタートしました。
大谷翔平投手（29）にとって、移籍後で初の試合となります。
大谷の、これまで6年間のオープン戦成績と公式戦成績の相関関係などを調べてみました。
オープン戦の仕組み
オープン戦の仕組みから紹介しましょう。
フロリダ、アリゾナ両州のキャンプ地で主に試合は行われ、フロリダ州はグレープフルーツ・リーグ、アリゾナ州はカクタス・リーグという名称です。
各州でキャンプを張る15球団同士が対戦します。
メジャーは、シーズン開幕直前までビッシリと試合が入っており、ほとんど休みなし。
1日にチームを2つに分けて、変則ダブルヘッダーを行うこともあります。
アリゾナ州グレンデールでキャンプを行うドジャースは日程が慌ただしく、3月20、21日に韓国での開幕2連戦を挟んで、同28日（日本時間29日）の本拠地ドジャースタジアム開幕まで26試合を消化する予定です。
オープン戦を行う理由
これだけ多くのオープン戦を行うのは、主に2つの理由があります。
1つは開幕まで主力選手は50打席以上、野手は90イニング以上が与えられるからです。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督も大谷翔平投手について
「彼は50打席に立てればシーズン開幕へ準備ができると思っている」
と明かしました。
オープン戦だけでなく、練習試合なども含まれるようです。
エンゼルス時代6年間の大谷の成績を見ると、オープン戦で打席数が多いほど3、4月の好成績につながっています。
2022年はオーナー側のロックアウトで、キャンプがわずか3週間に短縮され、オープン戦13試合で34打席しか消化できませんでした。
そのため、4月は21試合で打率2割4分7厘、4本塁打、11打点に終わりました。
それに比べると、昨年はオープン戦わずか6試合で13打席ながら、3月にWBC日本代表として7試合で33打席立ち、両方合わせると46打席をマーク。
その結果、3、4月に28試合で打率2割9分4厘、7本塁打、18打点と好成績を残し、自身2度目のア・リーグMVPに輝くシーズンとなりました。
もう1つの理由として、どの球団も40人ロースター枠に加えて、マイナー契約の招待選手、いわゆるノンロースター選手が20～30人ほど参加します。
ドジャースの場合は23人いて、合計すると63人がキャンプに参加。
そこから開幕メンバー26人に絞られるわけです。
そのため、連日ゲームで選手の力量を試し、3月中旬になるとメンバーの振るい落としが始まります。
つまり、当落線上の選手たちにとってキャンプは、生き残りをかけた戦いの場であり、いつカットされるかわからない恐怖の日々です。
オープン戦の見どころ
そういう意味でも、オープン戦の勝敗は二の次で成績は当てになりません。
ドジャースは11年連続でプレーオフ出場している常勝軍団ですが、最近10年間を見ても勝率51％と平均的な成績でしかありません。
14年以来優勝から遠ざかるエンゼルスの方が、勝率54％と高いぐらいです。
そんな中、我々にとって最大の楽しみはドジャース大谷のオープン戦デビューです。
今月3日にロバーツ監督は「3番大谷」構想を披露しましたが、最終的にオープン戦の結果で開幕戦の打順が決まりそうです。
はたして、1番ムーキー・ベッツのあとの2番はフレディ・フリーマンか、それとも大谷か？
同僚の「フリータニ」対決から目が離せません。
もうひとつ、エース山本由伸の開幕投手なるか？
今月20日にロバーツ監督は、韓国での開幕2連戦に山本が登板する可能性を示唆しました。
レイズから移籍した剛腕タイラー・グラスノー投手と、2人を軸に開幕2連戦への準備を進めて行くと思われます。
そういう意味で山本、グラスノーの「ヤマスノー」コンビからも目が離せません。
オープン戦は、シーズンに向けての最終調整の場です。
選手たちは自分のポジションや役割を確保するために、全力でプレーします。
ファンにとっては、新しい顔や新しいチームの雰囲気を見ることができます。
特に、日本人選手の活躍には注目が集まります。
オープン戦の結果は、シーズンの結果に直結するとは限りませんが、それでも見逃せない魅力があります。
ドジャース大谷のオープン戦デビューは、日本時間、2月28日のホワイトソックス戦の予定です。
私は、この試合を楽しみにしています。
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メジャーオープン戦裏側まとめ
以上、オープン戦開幕 メジャーオープン戦の裏側についての記事でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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