大谷翔平の2打席連発で本塁打争いはどう変わった?
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が日本時間9月8日のオリオールズ戦で2打席連続ホームランを放ち、本塁打争いに大きなインパクトを与えました。
1番指名打者として出場した大谷選手は、オリオールズ先発・菅野智之投手の94.4マイル(約151.9キロ)のシンカーを捉え、今季12本目の先頭打者ホームランをセンターへ。
さらに続く第2打席では、94.9マイル(約152.7キロ)のストレートを再びセンターに運び、2打席連続の48号ソロをマークしました。
この試合では2本塁打に加え、3四球で全5打席出塁する圧巻の活躍。2年連続の「50号大台」まであと2本と迫っています。
ライバルのシュワバーはなぜ足踏みしている?

ナ・リーグ本塁打トップを走るフィリーズのカイル・シュワバー選手は、1試合4本塁打を放って49号に到達したものの、その後9試合ノーアーチと足踏み状態。
一時は大谷に4本差をつけていましたが、現在はわずか1本差に縮まりました。
シーズン残り20試合を切った状況で、大谷が一気に追い抜く可能性も十分にあります。
ア・リーグ本塁打王はローリーで決まり?
一方ア・リーグでは、マリナーズのカル・ローリー選手が圧倒的なパワーを見せています。
ブレーブス戦の9回にセンターへ特大の129メートル弾を放ち、今季53号に到達。
2位のヤンキース、アーロン・ジャッジ選手との差を10本に広げました。
ローリー選手はメジャーで今季唯一の50号突破選手であり、本塁打王争いでは独走状態に入っています。
スアレスの移籍後の活躍は本塁打争いに影響する?
また、ダイヤモンドバックスからマリナーズへ移籍したユジニオ・スアレス選手も存在感を示しています。
この日2発を放ち、移籍後わずかで9本、シーズントータルで45本に到達。
ローリー選手との強力なコンビでチームの勝利に貢献しています。
スアレスの加入がマリナーズの打線強化に直結し、チーム全体の勢いを押し上げていることは間違いありません。
過去10年の本塁打王と比較すると?
直近10年の本塁打数トップを振り返ると、大谷翔平の位置づけが見えてきます。
- 2024年:ジャッジ 58本/大谷 54本
- 2023年:オルソン 54本
- 2022年:ジャッジ 62本
- 2021年:ゲレロJr. 48本、ペレス 48本
- 2019年:アロンソ 53本
- 2017年:スタントン 59本、ジャッジ 52本
近年は50本超えが本塁打王の基準となっており、大谷が2年連続で50本に到達すれば、MLB史上でも数少ないスラッガーとして歴史に名を刻むことになります。
大谷翔平本塁打王争いシュワバー1本差まとめ
大谷翔平選手が2打席連発で本塁打争いに再び火をつけました。ライバルのシュワバーが足踏みしている間に、1本差に迫ったことはシーズン終盤に向けて大きな流れとなるでしょう。
ア・リーグではローリーが独走状態ですが、ナ・リーグでは最後まで目が離せません。
果たして、今季「50本の壁」を越える打者は何人現れるのか。
そして大谷翔平がナ・リーグ本塁打王を掴めるのか、その行方に注目です。
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よくある質問/Q&A
Q. 大谷翔平は2年連続で50本塁打を達成できそうですか?
A. 現在48本で、残り20試合弱あるため高い確率で50本に届くと予想されます。
Q. ナ・リーグ本塁打王争いは誰が有力ですか?
A. 大谷翔平選手とカイル・シュワバー選手の一騎打ちの様相です。
Q. ア・リーグでは本塁打王は確定ですか?
A. カル・ローリー選手が53本に到達しており、ジャッジ選手との差も大きいため、ほぼ決定的です。
Q. 50本塁打超えは歴史的にどれくらい珍しいですか?
A. 直近10年で数人しか達成しておらず、特に2年連続で達成するのは極めて稀です。