米大リーグ、大谷翔平投手(31=Los Angeles Dodgers)は、シーズン連覇を狙い、Toronto Blue Jaysとのワールドシリーズ(WS)を戦う。
開幕を前に、Associated Press(AP通信)が、彼の歴史的キャリアから“忘れてはならない7つの瞬間”を特集して紹介した。
この記事ではその7つを振り返りつつ、今後の期待についても触れていく。
1. “東京ドーム屋根突き破り弾”?――2016年11月16日 強化試合での驚異的な一発
2016年11月16日、東京ドームで行われたオランダ代表との強化試合で、大谷は7回に放った打球が右翼の天井へ直撃。
ルール上は二塁打となったが、報道では
「屋根が止めていなかったら約160メートル(525フィート)以上飛んでいた」
という驚くべき飛距離だった。
AP通信もこの“屋根突き破り弾”を1番目に挙げ、
「この時点でパワーを証明した」
と紹介している。
2. メジャーでのリアル二刀流出場?――2021年4月4日&100マイル投球&100マイル打球
2021年4月4日、白ソックス戦で大谷は「2番・投手」で先発登板。
マウンドでは時速100マイル(約161キロ)を計測し、打席では時速100マイル超のファストボールを451フィート(約137メートル)の本塁打にした。
スタットキャスト時代(2015年以降)において
「同一試合で100マイル以上を投げ、そして100マイル超の打球を放った唯一の選手」
として紹介されている。
3. 国際舞台での救援登板?――“侍ジャパン”優勝を演出したWBC決勝(2023年3月21日)
2023年3月21日、World Baseball Classic(WBC)決勝・米国戦での出来事。侍ジャパンが王者決定の場面で、大谷は9回に救援登板。
フルカウントから、エンゼルスでチームメートのマイク・トラウトをスイーパーで空振り三振に仕留め、優勝を決定づけた。
その後、グラブとキャップを投げ捨てて両腕を上げ、チームメートと抱き合った光景も印象的だった。
4. “野球史上最高の1日”?――2023年7月27日 ダブルヘッダーでの伝説
2023年7月27日、Detroit Tigersとのダブルヘッダー第1試合に先発登板し、1安打8奪三振でメジャー初完封を達成。
続く第2試合では2本塁打を放ち、11-4の勝利に貢献。
AP通信は
「ダブルヘッダーの一つの試合で完封、もう一方で本塁打を放ったのはメジャー史上初」
と伝え、“1日で投打双方で記録を打ち立てた”稀有な1日として紹介している。
5. 史上初「50-50」達成?――同一シーズンで50本塁打以上&50盗塁以上
大谷はまさに別次元のパフォーマンスを発揮し、6打数6安打、3本塁打、10打点、2盗塁という圧巻の試合で、メジャー史上初めて
「同一シーズンで50本塁打以上、50盗塁以上」
を記録した選手となった。
AP通信では、この“50-50クラブ”入りを5番目に挙げ、
「大谷が野球の歴史に新たなページを開いた」
と評価している。
6. WS優勝?――ドジャース初年度での栄光
10年7億ドル契約でドジャースに加入した最初のシーズンで、ついに初のワールドシリーズ優勝を果たした。
これまで、エンゼルスでの6シーズンでプレーオフ進出すらできなかった大谷が、移籍即優勝という快挙を成し遂げた点を、AP通信は6番目の偉業として紹介している。
7. ポストシーズンでの“伝説的なショー”?――リーグ優勝決定シリーズ第4戦での圧巻の投打
最後に紹介されたのは、対Milwaukee Brewersとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦。
大谷は先発して7回途中2安打無失点10奪三振を達成。
さらに打席では先頭打者弾、場外弾、中堅への特大弾と3本塁打を放ち、
「歴史に残るポストシーズンショー」
と報じられた。
まさに投打ともに“勝負どころ”で魅せた瞬間である。
この先、ワールドシリーズ第1戦で何が起こる?

ワールドシリーズ第1戦は24日(日本時間25日)に敵地トロントで行われる。初回の第1打席が、さらに新しい伝説のスタートとなる可能性も大いにある。
今までに挙げた7つの偉業だけでも圧巻だが、ここからまた“次章”が始まろうとしている――そう感じさせる舞台である。
大谷翔平7つの偉業まとめ
大谷翔平がこれまでに積み重ねてきた7つの偉業は、どれも野球界に新たな歴史を刻むものばかり。
そして、いま彼は新たな伝説を刻むべき最高のステージに立っている。
私たちはその瞬間を、リアルタイムに見届ける準備ができている。
彼の次の一歩が、また“歴史”になるかもしれない。
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よくある質問/Q&A
Q1. 大谷翔平の“50-50”とは何ですか?
A. 同一シーズンで「50本塁打以上」と「50盗塁以上」を記録する偉業のことです。大谷はメジャーリーグ史上初めてこの記録を達成しました。
Q2. なぜ“二刀流”が特別なのですか?
A. 通常、打者と投手は役割が異なり、両方でスター級の成績を残す選手は極めて稀です。大谷は投打両方で高水準を維持し、その点で野球史において例外的存在です。
Q3. 今回紹介された“7つの偉業”以外にも記録はありますか?
A. はい。例えば、WBC優勝&MVP、日本人選手としてのMLB本塁打記録更新、複数回のMVP受賞など、数えきれないほどの記録を持っています。
Q4. 2024年以降、大谷はどのチームに所属していますか?
A. 2024年からロサンゼルス・ドジャースに移籍し、加入初年度でワールドシリーズ優勝を果たしました。
Q5. 次の偉業に期待できることは何ですか?
A. ワールドシリーズでのさらなる活躍、新たな“二刀流”記録の更新、そして日本人選手としての更なる世界的ステータス確立などが期待できます。