審判カメラが捉えた大谷翔平の投球はなぜ話題になったのか?

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手は、10月4日(日本時間5日)のナ・リーグ地区シリーズ第1戦で「1番・投手」として出場し、ポストシーズン初登板を果たしました。
6回を投げて3失点ながら9奪三振と圧巻の投球を披露し、逆転勝利の立役者となりました。
その投球を、米スポーツメディアが
で特別に公開したことで、SNSを中心に大きな話題となっています。
米メディア「B/R Walk-Off」の公式X(旧Twitter)は
とコメントを添え、映像を投稿。
投手・大谷翔平の“理不尽さ”が、映像によって改めて浮き彫りになったのです。
対戦打者はどんな投球を見せられたのか?
映像で取り上げられたのは、2回に行われたフィリーズのブライソン・ストットとの対戦です。
カウント1-0から、2球目に99マイル(約159.3キロ)のフォーシームがストライクゾーンを突き、次の3球目では77.9マイル(約125.3キロ)のカーブを投げ込みます。
この緩急で一気に2ストライクと追い込み、最後の4球目は高めに伸びる99.3マイル(約159.8キロ)のフォーシームで空振り三振。
打者は完全にタイミングを崩され、バットに当てることすらできませんでした。
緩急34キロ差のピッチングはなぜ打てないのか?
大谷翔平の投球が「理不尽」と呼ばれる理由の一つは、この緩急差にあります。
99マイルの剛速球がゾーンの真ん中に飛び込んだ直後に、34キロも遅いカーブが同じ軌道から落ちてくる――これは人間の反応速度と打撃メカニクスの限界を突いた投球です。
米ファンからは
といった驚愕の声が相次ぎました。
大谷の投球はただ速いだけでなく、球種とコース、タイミングの組み立てが極めて巧妙です。
これはメジャー屈指の打者たちをも翻弄する、戦略と技術の融合といえます。
ポストシーズン初登板で見せた“大谷らしさ”とは?
この日の大谷は、初回に3点を失いながらも立て直し、6イニングで9奪三振をマークしました。
フォーシームとカーブだけでなく、スプリットやスライダーも自在に操り、フィリーズ打線を封じ込めました。
ポストシーズンという大舞台でも冷静に緩急と配球を駆使する姿は、まさに“大谷翔平らしさ”の象徴といえます。
大谷翔平審判カメラが映し出した異次元実力まとめ
審判カメラが映し出したのは、ただの好投ではなく「打者がどうあがいても打てない」理不尽な投球術でした。
球速と変化のギャップ、精密なコントロール、そして場面ごとの配球戦略――これらが組み合わさることで、大谷翔平はポストシーズンでも圧倒的な存在感を示しています。
今後の登板でも、世界中の野球ファンがその一挙手一投足に注目することは間違いありません。
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よくある質問(Q&A)
Q1. 大谷翔平が投げたカーブの球速はどのくらいですか?
A. 約77.9マイル(約125.3キロ)です。フォーシームとの球速差は34キロあり、打者のタイミングを大きくずらす武器になっています。
Q2. 審判カメラとは何ですか?
A. 審判の視点から投球を撮影する特殊カメラで、球の軌道やスピードを打者とほぼ同じ角度から見ることができます。投球の“えぐさ”が視覚的に伝わるため話題になりました。
Q3. 大谷翔平はポストシーズン初登板だったのですか?
A. はい。今回がMLBポストシーズンでの初登板で、6回3失点9奪三振という堂々たる内容で初勝利を挙げました。
Q4. 対戦打者のストットはどう反応していましたか?
A. 完全にタイミングを外され、最後は高めのフォーシームで空振り三振に倒れました。映像では打者が驚くような表情を浮かべる様子も映っています。