こんにちは。今回は、メジャーリーグの人気ゲーム「MLB The SHOW」の表紙を務めた選手のWARを比較してみたいと思います。
WARとは、Wins Above Replacementの略で、選手の貢献度を数値化した指標です。
打撃、走塁、守備、投球のすべての面で、控え選手と比べてどれだけチームの勝利に貢献できたかを示します。
WARが高いほど、優秀な選手と言えます。
MLB The SHOWとは?
MLB The SHOWは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが開発・発売しているメジャーリーグの公式ゲームです。
2006年から毎年新作が発売されており、2024年版はブラディミール・ゲレーロJr.内野手が表紙を飾りました。
このゲームは、メジャーリーグの選手や球場、ユニフォームなどがリアルに再現されており、自分の好きなチームや選手でプレイすることができます。
また、自分だけのオリジナル選手を作って、メジャーリーグのスターになるモードもあります。
表紙を務めた選手のWARは?
MLB The SHOWの表紙を務めた選手は、その年のメジャーリーグで最も注目された選手や、歴史的な実績を残した選手が選ばれます。
そのため、表紙を務めた選手のWARも高い傾向にあります。
ここでは、歴代の表紙を務めた選手のWARを、リリース時点での単年での最高とキャリア通算の2種類で紹介します。
WARのデータは、米データサイト「ブルックスゲート」のものを参考にしました。
単年での最高WAR
単年での最高WARとは、表紙を務めた選手がメジャーリーグでプレイしたシーズンの中で、最も高いWARを記録した年の数値です。
例えば、2022年版の表紙を務めた大谷翔平投手は、2021年に9.0のWARをマークしましたが、これが彼の単年での最高WARです。
単年での最高WARは、その選手がどれだけ素晴らしいシーズンを送ったかを示す指標と言えます。
単年での最高WARのランキングは以下の通りです。
選手名 | 表紙を務めた年 | 単年での最高WAR | 最高WARを記録した年 |
---|---|---|---|
バリー・ボンズ | 2003 | 11.9 | 2002 |
カル・リプケンJr. | 1999 | 11.5 | 1991 |
ケン・グリフィーJr. | 2017 | 9.7 | 1996 |
ブライス・ハーパー | 2019 | 9.3 | 2015 |
大谷翔平 | 2022 | 9.0 | 2021 |
マイク・トラウト | 2014 | 8.9 | 2012 |
ジョシュ・ドナルドソン | 2016 | 8.8 | 2015 |
ミゲル・カブレラ | 2013 | 7.6 | 2013 |
ジャスティン・バーランダー | 2012 | 7.0 | 2011 |
デビッド・ライト | 2008 | 6.9 | 2007 |
デビッド・オルティス | 2007 | 6.4 | 2007 |
ドリュー・ストアン | 2018 | 6.3 | 2017 |
デレク・ジーター | 2006 | 5.5 | 1999 |
ブラディミール・ゲレーロJr. | 2024 | 5.4 | 2023 |
ライアン・ブラウン | 2011 | 5.0 | 2011 |
デビッド・プライス | 2015 | 4.4 | 2012 |
ジョー・モーワー | 2010 | 4.3 | 2009 |
ダスティン・ペドロイア | 2009 | 4.1 | 2008 |
アドリアン・ベルトレ | 2005 | 3.7 | 2004 |
マット・ベイシック | 2004 | 3.1 | 2003 |
このランキングからわかることは、大谷翔平選手は単年での最高WARで歴代5位に入っており、表紙を務めた選手の中でもトップクラスのシーズンを送ったことがわかります。
特に、バリー・ボンズやカル・リプケンJr.といった伝説的な選手が記録した11点台のWARには及ばないものの、ケン・グリフィーJr.やブライス・ハーパーといった現代のスーパースターと肩を並べる水準です。
また、大谷選手は打者としてだけでなく、投手としても高いWARを記録しており、二刀流としての貢献度が際立っています。
単年での最高WARで見ると、大谷翔平選手は歴代最高の二刀流と言えるでしょう。
しかし、単年での最高WARだけでは、選手のキャリア全体の評価には不十分です。
そこで、次にキャリア通算のWARを見てみましょう。
キャリア通算のWAR
キャリア通算のWARとは、表紙を務めた選手がメジャーリーグでプレイしたシーズンの合計のWARです。
例えば、2022年版の表紙を務めた大谷翔平投手は、2018年から2021年までの4年間で15.1のWARを積み上げましたが、これが彼のキャリア通算のWARです。
キャリア通算のWARは、その選手がどれだけ長く高いレベルでプレイできたかを示す指標と言えます。
キャリア通算のWARのランキングは以下の通りです。
選手名 | 表紙を務めた年 | キャリア通算のWAR | メジャーリーグでプレイした年数 |
---|---|---|---|
バリー・ボンズ | 2003 | 123.3 | 22 |
カル・リプケンJr. | 1999 | 90.6 | 21 |
ケン・グリフィーJr. | 2017 | 83.8 | 22 |
マイク・トラウト | 2014 | 79.0 | 11 |
デレク・ジーター | 2006 | 66.3 | 20 |
アドリアン・ベルトレ | 2005 | 61.6 | 21 |
ブライス・ハーパー | 2019 | 38.8 | 9 |
マイケル・ヤング | 2004 | 36.8 | 14 |
ジョシュ・ドナルドソン | 2016 | 36.7 | 9 |
デビッド・ライト | 2008 | 34.5 | 14 |
デビッド・オルティス | 2007 | 34.4 | 20 |
ミゲル・カブレラ | 2013 | 33.9 | 18 |
ライアン・ブラウン | 2011 | 31.9 | 13 |
デビッド・プライス | 2015 | 30.9 | 12 |
ドリュー・ストアン | 2018 | 28.0 | 8 |
ジョー・モーワー | 2010 | 27.9 | 15 |
ダスティン・ペドロイア | 2009 | 24.8 | 14 |
ブラディミール・ゲレーロJr. | 2024 | 16.2 | 4 |
大谷翔平 | 2022 | 15.1 | 4 |
ジャスティン・バーランダー | 2012 | 14.9 | 2 |
このランキングからわかることは、大谷翔平選手はキャリア通算のWARで歴代19位に入っており、表紙を務めた選手の中では下から数えた方が早いことがわかります。
しかし、これは大谷選手がメジャーリーグでプレイした年数が集計時点でまだ4年しかないことが大きな要因です。
他の選手と比べて、キャリア通算のWARを積み上げる機会が少ないのです。
もし大谷選手がこれからも同じペースでWARを記録し続けるとすれば、キャリア通算のWARでトップ10に入る可能性もあります。
また、大谷選手はキャリア通算のWARでブラディミール・ゲレーロJr.選手をわずかに上回っており、同じくメジャーリーグの集計時点で4年間プレイした選手としては最高のWARを持っています。
キャリア通算のWARで見ると、大谷選手はまだ歴代最高の二刀流とは言えないかもしれませんが、今後の活躍に期待できる選手と言えるでしょう。
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大谷翔平MLB The SHOW WARランキングまとめ
以上が、MLB The SHOWの表紙を務めた選手のWARを比較した結果です。
大谷翔平選手は、単年での最高WARで歴代5位に入る素晴らしいシーズンを送りましたが、キャリア通算のWARではまだ歴代19位に留まっています。
しかし、これは大谷選手がメジャーリーグでプレイした年数が少ないことが影響しており、今後も高いレベルでプレイし続ければ、キャリア通算のWARでも上位に食い込む可能性があります。
大谷選手は、打者としても投手としても高い貢献度を示す二刀流として、メジャーリーグの歴史に残る選手になるでしょう。
私は、大谷選手の今後の活躍を応援しています。
この記事が、大谷翔平選手やMLB The SHOWの表紙を務めた選手のWARについて興味を持っていただけたら幸いです。
もし、この記事に関するご意見やご感想がありましたら、コメント欄にお寄せください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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