岩手県出身の大谷翔平選手が、メジャーリーグで大活躍していますが、
大谷選手は、野球だけでなく、地元の食べ物にも愛着があるそうです。
その中でも、大谷選手が好きだと噂されているのが、南部煎餅です。
南部煎餅とは、どんなおせんべいなのでしょうか。
今回は、南部煎餅の歴史や種類、食べ方などについて、ご紹介します。
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大谷翔平選手の出身地、岩手県の南部煎餅とは
南部煎餅は、小麦粉と塩と水を混ぜて練った生地を、丸い鋳型で焼いたおせんべいです。
一般的なおせんべいは米粉を使いますが、南部煎餅は小麦粉を使うのが特徴です。
また、鋳型で焼くため、鋳型からはみ出た生地がみみがとなり、焼き上がったときにそれが残っているのも特徴といえます。
南部煎餅は、青森県と岩手県の旧南部領と呼ばれる場所の食べ物で、主食やおやつとして日常的に食べられています。
南部煎餅のはじまりには、いくつか説がありますが、代表的な説は、南北朝時代の長慶天皇が八戸地方を訪れたときに、家臣がそば粉とごまを手に入れて自身の兜(かぶと)で焼き上げて天皇に献上したというものです。
南部煎餅は、水分が少ないことから長期保存ができる食べ物で、南部藩の野戦食だったという説もあります。
また、お祝い事に南部煎餅を配る風習もあったそうです。
南部煎餅の種類と食べ方
南部煎餅には、さまざまな種類があります。
白せんべい、ごませんべい、まめせんべい、いかせんべい、クッキーせんべい、ごまぬりせんべいなどがあります。
それぞれおいしさが異なるので、好きな味を探すのも楽しいですよ。
南部煎餅には、「菊水と三階松」の刻印模様が入っているものもあります。
これは、長慶天皇がせんべいを食べたときに感激し、「楠木正成に匹敵する忠節」だとして、楠木氏の家紋の「菊水」と、赤松氏の家紋の「三階松」をせんべいの焼き型に使ってもよいとしたことからなのだそうです。
南部煎餅はいろいろな食べ方ができるのも魅力です。
八戸名物の「せんべい汁」は、お鍋に汁用の南部煎べいを入れて作ります。
せんべいの硬さは、芯が少し残る程度のアルデンテがおすすめですが、長く煮込んでくたくたになったせんべいも美味ですよ。
ちなみに、2012年に行われたご当地グルメの祭典「B−1グランプリ」では、八戸せんべい汁が優勝したこともあります。
ほかにも、赤飯をはさんだ「こびりっこ」や、耳をバターで炒めたもの、天ぷらやピザにするなど、工夫次第でさまざまな味わいが楽しめます。
南部煎餅のおすすめのお店とお土産
南部煎餅はご家庭でも作ることができます。
小麦粉、砂糖、塩、水、サラダ油を使って生地を作り、フライパンで焼くだけです。
お子さんと一緒に作ってみてはいかがでしょうか。
南部煎餅はお土産としても人気があります。
南部せんべい巖手屋(いわてや)や南部せんべいの里など、おすすめのお店もあります。
南部せんべい乃巖手屋は、南部煎餅の老舗で、創業は明治時代といわれています。
南部せんべいの里は、南部煎餅の歴史や製造工程を見学できる施設で、体験コーナーもあります。
南部煎餅は、南部の風土が生んだ伝統の食べ物です。ぜひ一度、その魅力を味わってみてください。
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大谷翔平南部煎餅まとめ
南部煎餅は、小麦粉と塩と水を混ぜて練った生地を、丸い鋳型で焼いたおせんべいです。
南部煎餅は、青森県と岩手県の旧南部領の食べ物で、南北朝時代の長慶天皇に由来する歴史があります。
南部煎餅には、白せんべい、ごませんべい、まめせんべいなど、さまざまな種類があります。
また、せんべい汁やこびりっこなど、いろいろな食べ方ができます。
南部煎餅は、ご家庭でも作ることができますし、お土産としても人気があります。
南部煎餅は、南部の風土が生んだ伝統の食べ物です。
ぜひ一度、その魅力を味わってみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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