こんにちは。今回は、大谷翔平選手がドジャースと結んだ10年総額7億ドル(約1014億円)の超大型契約の中身について解説します。
大谷翔平選手とは?
大谷翔平選手は、日本のプロ野球選手で、投手兼外野手として活躍しました。
2013年に日本ハムファイターズに入団し、2016年には日本プロ野球史上初の「二刀流王者」となりました。
2017年にはメジャーリーグベースボール(MLB)のエンゼルスに移籍し、2018年にはアメリカンリーグの新人王に選ばれました。
2021年と2023年には、投打で歴史的な活躍を見せ、MVPを獲得しました。
2022年には、FA(フリーエージェント)となり、ドジャースと10年契約を結びました。
ドジャースとの契約内容は?
大谷翔平選手がドジャースと結んだ契約は、10年総額7億ドル(約1014億円)というメジャー史上最高額の契約です。
しかし、その内訳は非常に特殊で、以下のようになっています。
- 2022年から2031年までの10年間、毎年200万ドル(約2億9000万円)の年俸を受け取る。
- 2032年から2041年までの10年間、毎年6800万ドル(約98億6000万円)の追加金を受け取る。
- 契約を途中で見直したり、破棄したりできるオプトアウト権はなし。ただし、ドジャースのオーナーや編成本部長が退任した場合は、そのシーズン終了時にオプトアウトできるという条項がある。
- 全球団へのトレード拒否権や、総額から最大1%の金額を球団の慈善基金に寄付すること、通訳を付けること、シーズン中の本拠地スイートルーム1室の用意、遠征先の宿泊をスイートルームにすることなども盛り込まれている。
なぜこんな契約になったのか?
大谷翔平選手がドジャースと結んだ契約は、一見すると不利な条件に見えます。
なぜなら、年俸が低く、オプトアウト権がなく、トレードもできないからです。
しかし、この契約には、大谷翔平選手とドジャースの双方にとってメリットがあります。
大谷翔平選手にとってのメリットは、以下のようなものです。
- 税金の節約:年俸が低いことで、所得税や贈与税などの税金を抑えることができます。また、追加金は10年後に支払われるので、インフレーションの影響を受けにくくなります。
- 保険の確保:オプトアウト権がないことで、怪我や不調などで成績が低下しても、契約を破棄される心配がありません。また、トレード拒否権があることで、自分の意思で移籍することができます。
- 忠誠の表明:ドジャースのオーナーや編成本部長が退任した場合にのみオプトアウトできるという条項は、ドジャースに対する敬意と信頼の表れです。また、慈善基金への寄付は、社会貢献への意識の高さを示します。
ドジャースにとってのメリットは、以下のようなものです。
- 予算の確保:年俸が低いことで、他の選手の獲得や契約延長に使える予算を確保できます。また、追加金は10年後に支払われるので、現在の財務状況に影響しません。
- 長期的な安定:オプトアウト権がないことで、大谷翔平選手が途中で他の球団に移籍する可能性が低くなります。また、トレード拒否権があることで、大谷翔平選手の意向を尊重することができます。
- 信頼関係の構築:大谷翔平選手がドジャースのオーナーや編成本部長に対して敬意と信頼を示したことで、両者の信頼関係が強化されます。また、慈善基金への寄付は、球団の社会的な評価を高めます。
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大谷翔平オプトアウト契約まとめ
大谷翔平選手がドジャースと結んだ契約は、メジャー史上最高額の契約でありながら、非常に特殊な契約です。
しかし、この契約には、大谷翔平選手とドジャースの双方にとってメリットがあります。
この契約は、大谷翔平選手の二刀流という特異な存在にふさわしい、画期的な契約といえるでしょう。
この記事が、皆さんの参考になれば幸いです。
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