アジア人初の野球界の顔になった大谷翔平！差別を乗り越えて世界に魅了したその素顔とは？

2024年1月28日2024年4月29日

こんにちは。今回は、メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手について、彼がどのように世界に影響を与えているのか、米国の専門家の見解を紹介します。

大谷翔平とは？

大谷翔平選手は、日本のプロ野球選手で、ドジャースに所属しています。

投手としても打者としてもメジャートップクラスの成績を残しており、2021年、2023年には「リアル二刀流」としてMVPを獲得しました。

今オフにはドジャースと10年総額7億ドル（約1015億円）の契約を結び、メジャー史上最高額の移籍を果たしました。

引用元：NHKニュース

大谷翔平が受けた差別的な批判

大谷翔平選手の活躍は、世界中で注目されていますが、その一方で、彼に対する差別的な批判もありました。

2021年7月には、米スポーツ専門局『ESPN』の名物アナリストであるスティーブン・A・スミス氏が、大谷選手が通訳を必要とすることを問題視し、「野球界の顔」とされる選手が英語を話せないことは、球団の売り上げにも影響すると発言しました。

この発言は、多くの人々から「ひどい差別だ」と批判され、スミス氏も謝罪する事態になりました。

しかし、彼だけではなく、一部の人々は、大谷選手が英語を話せないことに対して、不満や偏見を持っていました。

これは、アジア人に対するステレオタイプなイメージや、言語の壁によるコミュニケーションの困難さが背景にあると考えられます。

大谷翔平の影響力は野球界だけにとどまらない！

しかし、大谷選手は、このような批判を糧にして、さらに強くなりました。

彼は、野球界だけでなく、スポーツ界全体でも話題となるメガスターとなりました。

彼の二刀流のパフォーマンスは、世界中の人々に感動や驚きを与え、野球の魅力を広めました。

また、彼の人間的な魅力や紳士的な態度も、多くの人々の心をつかみました。

米国の専門家たちも、大谷選手の影響力に感嘆しています。

米放送局『NBC NEWS』の特集記事内で

「ショウヘイ・オオタニがMLBの顔になったという事実は、アジア人、そしてアジア系アメリカ人のコミュニティにとっても驚くべき前進だ」

と語ったのは、ストーンヒル大学の人種・民族・社会正義研究センター長を務めるスタン・タンガラージ氏です。

同氏は、大谷選手がアメリカの野球界で最もよく知られた国際的な人物となり、このような世界的な人気を誇る優れた選手に関心がないわけがないと指摘しました。

そして、今オフのドジャース移籍によって、大谷選手の影響力がより広まると分析しました。

「私は今回の契約が戦略的な行動であり、オオタニのブランド力をより成長させ、拡大させると考える。彼は戦略的に世間の固定観念というものを利用している。今までは彼個人の素晴らしさだけに焦点があたっていたと思う。なぜなら酷いチームにいたからね。だからこそ、チームとしても、彼の活躍が際立つのは非常に大きな動きだ。これは信じられないほどよく考えられていると思うよ」

と、同氏は述べました。