大谷翔平をトレードに出さなかったエンジェルスのオーナーの理由とは？地元メディアが分析！

2024年2月16日

2023年オフ、MLB史上最高額の契約でロサンゼルス・ドジャースに移籍した大谷翔平。

彼は、その前の6年間、ロサンゼルス・エンジェルスでプレーしていましたが、トレードの話が何度も持ち上がりながらも、最後までエンジェルスに残りました。

なぜエンジェルスは、大谷をトレードに出さなかったのでしょうか？

この記事では、エンジェルスのオーナーであるアート・モレノが、大谷をトレードに出さなかった理由を明かしたインタビューを紹介します。

また、地元メディアが、モレノの発言に対してどのように評価したのかを分析します。

この記事を読むことで、あなたは、エンジェルスのオーナーの思惑や、地元メディアの視点を知ることができます。

エンジェルスのオーナーが語る、大谷をトレードに出さなかった理由

引用元：NHKニュース

エンジェルスのオーナーであるアート・モレノは、2024年2月15日に、地元紙『Orange County Register』のインタビューに応じました。

その中で、彼は、大谷翔平をトレードに出さなかった理由を次のように語りました。

「チケット代を払い、試合を観戦するファンからすれば、ショウヘイは特別な存在だ。誰もが彼のプレーを見たがっていた。私たちはエンターテイメント・ビジネスに関わっている。彼を保有し続け、走り続けることがベストだと、私たちはグループとして判断した」

つまり、モレノは、大谷の人気やパフォーマンスを考えて、ファンサービスの観点から、彼をトレードに出さなかったということです。

モレノは、チケット売り上げや視聴率など、エンジェルスのビジネスにとって、大谷が重要な役割を果たしていたと感じていたのでしょう。

地元メディアが評価する、エンジェルスのオーナーの決断

引用元：日刊スポーツ

モレノの発言に対して、地元メディアはどのように評価したのでしょうか？

エンジェルス専門メディア『Halos Today』は、2024年2月14日の記事で、モレノのコメントを引用し、次のように分析しました。

「オーナーの答えは理に適っていると思う。オオタニをトレードで出していれば、より良い資産や利益をもたらしたかもしれない。しかし、少なくとも短期的にオオタニ目当てのファンは離れていったはずだ。それなら少しでもファンを引き付け、できる限りチケット売り上げを稼ぐ方が重要だった」

「オオタニをトレードで出したほうが、チームに長期的な利益をもたらしたと強く主張する人たちにとっては、これが十分な理由にならないかもしれない。しかし、モレノの発言は、エンジェルスが下した決断の背景を合理的に説明したものだった」

『Halos Today』は、モレノの決断を理解し、支持する立場をとりました。

しかし、他の地元メディアは、モレノの決断に対して批判的な意見もありました。

例えば、『Los Angeles Times』のコラムニストであるビル・シャイキンは、2024年2月16日の記事で、次のように書きました。

「モレノは、オオタニをトレードに出さなかったことをファンのためだと言っているが、本当にそうだろうか？オオタニは、エンジェルスにとって最大のアトラクションだったが、それはチームが勝てなかったからだ。オオタニがいても、エンジェルスはプレーオフに進めなかった。オオタニをトレードに出して、将来の有望な選手やドラフト指名権を獲得すれば、チームはより強くなれたかもしれない。モレノは、オオタニをトレードに出さなかったことで、チームの再建を遅らせたのではないか？」

シャイキンは、モレノの決断を疑問視し、批判しました。彼は、オオタニをトレードに出すことで、チームの長期的な利益を優先すべきだったと主張しました。

彼は、モレノがファンのためではなく、自分のためにオオタニをトレードに出さなかったのではないかと暗に示唆しました。

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