メジャー最高額の山本由伸、1年目でどこまでやれる?MLB識者が語る成功の条件とは

こんにちは。今回は、メジャーリーグで活躍する日本人投手の話題をお届けします。

2023年のオフシーズンに、オリックス・バファローズからロサンゼルス・ドジャースに移籍した山本由伸について、彼がメジャーでどれだけの成績を出せば「成功」と言えるのか、MLBの専門家たちの意見を紹介します。

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山本由伸とは

山本由伸は、1998年8月17日生まれの25歳の右腕投手です。

岡山県出身で、都城高校から2016年のドラフト4位でオリックスに入団しました。

オリックスでは、2017年から2023年までの7年間で、172試合に登板し、70勝29敗1セーブ、防御率1.82、922奪三振という圧倒的な成績を残しました。

特に、2021年から2023年にかけては、NPB史上初となる3年連続の投手5冠を達成し、3年連続で沢村栄治賞とMVPを受賞しました。

2023年には、沢村栄治と亀田忠に次ぐ史上3人目となる2年連続のノーヒットノーランも達成しました。

引用元:Full-Count

メジャー史上最高額の契約

山本由伸は、2023年のオフシーズンに、オリックスからポスティングシステムを利用してメジャーに移籍しました。

彼には、ヤンキース、レッドソックスなどの強豪チームが熱心にオファーを出しましたが、最終的には、ドジャースと12年総額3億2500万ドル(当時のレートで約471億円)の契約を結びました。

この契約は、投手としてはメジャー史上最高額であり、メジャーで1度も登板したことのない投手としては破格のものでした。

ドジャースは、山本の投げ方や球種、制球力などを高く評価し、自信を持って投資したと言いました。

引用元:中日新聞Web

メジャーでの成功基準

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山本由伸は、2024年のキャンプをドジャースで迎えました。

彼は、メジャーでどれだけの成績を出せば「成功」と言えるのでしょうか。

キャンプ2日目の10日(日本時間11日)、山本の獲得交渉に敗れたヤンキースの地元メディア『ニューヨーク・ポスト』紙の記者がデーブ・ロバーツ監督に質問を浴びせました。

「山本が日本で好成績を挙げているのを理解した上で、メジャーリーグで1度も投げたことがないピッチャーが最高額の契約をしたことについて、不服などを言う人はいるか」

というものでした。

ロバーツ監督は、冷静に返答しました。

「ただただ、(山本とドジャースの)両サイドが完全にマッチした。タイミングの良さや需要の高さもあったと思う。確かに、こちらでは投げたことはないが、我々は彼のことを何年も見ていた。投げ方や、球種の使い方、抜群の制球力も考慮して、自信を持って投資したと思う。価値でいえば驚くことかもしれないが、ここ最近では、そこまで驚くことではない」

というものでした。

引用元:THE ANSWER

メジャーでの成功基準は、人によって異なるかもしれませんが、一般的には、以下のようなものが挙げられるでしょう。

  • 登板数:メジャーでは、基本的に中4日で1年間ローテーションを守ることが求められます。オリックス時代は週1回のペースで先発がほとんどで、ここ数年は年間で25試合前後だった山本ですが、メジャーでは30試合以上を投げることが望まれます。ロバーツ監督も「もちろん、休養日を挟んでいくことにもなると思うが、週に1度の登板ではないことが、最大の変化だと思う」と言いました。ドジャースで活躍した過去の日本人の先発投手で言えば、野茂英雄が13勝(28試合)、石井一久が14勝(28試合)、前田健太が16勝(32試合)と、いずれも1年目に30試合に近い登板数を記録しています。 登板数は、投手の健康やチームの状況にも左右されますが、30試合前後の登板を果たせれば、山本の耐久力や適応力を示すことができるでしょう。
  • 勝利数:登板数と同様に、勝利数も投手の評価に大きく影響します。メジャーでは、勝利数が多いほど、チームに貢献したと認められます。山本は、オリックス時代には7年間で15勝以上を3回記録していますが、メジャーでは、それだけの勝利数を挙げるのは厳しいでしょう。ドジャースは、ベッツ、フリーマン、大谷という強力な打線を擁していますので、山本には打線の援護が期待できます。しかし、メジャーの打者は、日本の打者よりもパワーがあり、山本の球を打ち返す可能性も高いです。また、メジャーでは、先発投手が5回以上を投げて、リードを保っていても、中継ぎや抑えが失点してしまえば、勝利がつかないこともあります。そのため、勝利数だけで山本の成績を判断するのは、不公平かもしれません。ドジャース担当の『ロサンゼルス・タイムズ』紙のジャック・ハリス記者は、「大きな疑問は、どれだけ投げられるか。後半戦でも中4日で投げていくのか。25~30試合を投げられれば、自然と12~13勝はできると思う」と言いました。 これは、メジャーでの1年目の先発投手としては、十分な勝利数と言えるでしょう。もちろん、それ以上の勝利数を挙げられれば、山本の評価はさらに高まるでしょう。
  • 防御率:防御率は、投手の能力を表す指標のひとつです。防御率が低いほど、投手は失点を抑えることができます。山本は、オリックス時代には、防御率1点台を4回、防御率2点台を2回記録していますが、メジャーでは、それほどの防御率を維持するのは非常に難しいでしょう。メジャーでは、打者のレベルが高く、本塁打が多いため、防御率が上がる傾向にあります。また、メジャーでは、球場の広さや高度などの要因も防御率に影響します。ドジャースの本拠地であるドジャー・スタジアムは、比較的広くて投手有利な球場ですが、他の球場では、そうとは言えないかもしれません。メジャーでの1年目の先発投手としては、防御率3点台前半以下を目指すのが妥当でしょう。もし、防御率2点台を記録できれば、山本はメジャーでもトップクラスの投手と言えるでしょう。
  • 奪三振数:奪三振数は、投手の力強さや圧倒力を表す指標のひとつです。奪三振数が多いほど、投手は打者を打ち取ることができます。山本は、オリックス時代には、年間で200奪三振以上を2回、100奪三振以上を3回記録していますが、メジャーでは、それほどの奪三振数を挙げるのは容易ではないでしょう。メジャーでは、打者は山本の球を見極める能力が高く、空振りをしないことも多いです。また、メジャーでは、投球回数や投球数に制限があるため、奪三振を狙うと、早く疲れてしまう可能性もあります。メジャーでの1年目の先発投手としては、奪三振数は200前後を目指すのが妥当でしょう。もし、奪三振数が250以上になれば、山本はメジャーでもストライクアウト・マシーンと呼ばれるでしょう。
  • 新人王:新人王は、メジャーリーグで1年目に最も活躍した選手に与えられる賞です。新人王になると、メジャーでの成功を証明することができます。山本は、メジャーで1年目に新人王を獲得できるかもしれません。しかし、新人王は、投手だけでなく、野手も対象となるため、競争は激しいです。また、新人王は、各リーグごとに選出されるため、山本はナショナルリーグの新人王を目指さなければなりません。ナショナルリーグには、山本以外にも、有望な新人投手が何人もいます。これらの投手と比べて、山本が新人王に選ばれるためには、他の指標に加えて、チームの勝敗にも大きく貢献することが必要でしょう。

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山本由伸成功の条件まとめ

ドジャースは、2020年にワールドシリーズを制覇した強豪チームですが、それだけに、期待も高いです。

山本選手は、ドジャースの先発ローテーションの一角として、チームの再優勝に向けて、力を発揮できるでしょうか。

2024年シーズン山本選手の活躍に期待しましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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